【動画】「エッジの効き」特徴の新・新幹線「N700S」姿を現す 「DSW形」採用で能力アップ(画像32枚)

エッジでさらなる効果も 営業運転は2020年度を予定

「エッジ」の立った「デュアル スプリーム ウィング形」採用で、N700Sは環境性能、乗り心地が進化しましたが、上側にエッジが立ったことでライトの開口を広くでき、その視認性も向上したそうです。

「技術開発の成果をふんだんに採用し、現時点で最高の新幹線車両ができたと考えております」(JR東海 新幹線鉄道事業本部 車両部 担当部長 古屋政嗣さん)

 新しい「デュアル スプリーム ウィング形」の先頭形状は、数百のデザインから決定したとのこと。ライトは新幹線で初めてLEDを採用し、50%の省エネになったといいます。

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エッジで縦に広がったぶん、ライト部の開口が大きくなっているN700S(2017年10月1日、恵 知仁撮影)。

 このたび登場した車両はN700Sの「確認試験車」で、2018年3月に完成する予定。その後、この確認試験車で新技術の最終確認を行い、2020年度に営業用のN700S量産車が登場する見込みです。また量産車登場後、確認試験車は技術開発を推進するための試験専用車として使われます。

 N700Sでは、グリーン車と普通車の全座席にモバイル用のコンセントが設けられます(現在のN700Aはグリーン車と普通車窓側などのみ)。

【了】

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Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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コメント

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5件のコメント

  1. いいかげんに新しい形式名付けてあげてよ。

  2. いやいやだからいい加減に客室内に大型荷物置き場を設置しろってば。

  3. 車両個別の型式がどうなるのか興味津々。

  4. 個人的にはちょっとがっかりした車両ですね。もう少しデザイン的なチャレンジがあっても良かったと思います。まさかデザイン力が全然ないって事でもないと思いますが。
    JR東海には中央リニア新幹線が控えてるのでどうしてもN700シリーズのマイナーチェンジで乗り切るしかないと言う内部事情も見えてしまう新車ってのもいかがなものでしょうかね~。

    • そこをこのオレンジな会社に求めちゃダメ(笑)

      左様か、よきに計らえ。

      こうとしか言えない。