『A列車で行こう9』を旅する 鎌倉編:江ノ電と小田急藤沢駅を再現してみた

江ノ電の12分間隔ダイヤ、小田急の藤沢駅スイッチバックなどを再現

 今回はなるべく再現性を重視しました。それでは鎌倉・江の島マップの見どころをご紹介しましょう。

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完成した鎌倉・江の島マップのサテライト表示、赤い部分は建物。大船、藤沢、鎌倉は、東京や横浜で働く人のベッドタウンだ。

 江ノ島電鉄です。このマップでは藤沢駅から鎌倉駅まで、全区間が入りました。電車の編成が短いため、駅は藤沢駅、鎌倉駅を除いて電停を使います。惜しいところは江ノ島~腰越間の併用軌道(路面電車)区間です。ゲームでは線路と道路が分離し、路面電車になりません。これは『A列車で行こう10』でぜひ搭載してほしいパーツです。

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江ノ電の腰越付近をもんじゃストリートで再現。道路で挟むことも考えたが、小道を電車が通り抜ける雰囲気を重視した。ゲームを楽しむためには工夫と想像力も必要(笑)

 江ノ電には信号場といって、電車がすれ違うための設備があります。これは操車場(駅舎なし)を使って設置します。信号場があるおかげで、江ノ電は12分間隔の運行が可能となりました。列車ダイヤを設定して12分間隔のダイヤを組んでみましょう。パズルを解くような楽しさがあります。

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湘南モノレールは高架線路で代用。車両は湘南モノレール5000系の第一編成にちなんで赤色が使われている電車、JR九州の303系にして雰囲気を……って、無理があるかな。

 江ノ島といえば忘れてはいけない乗りもの、それは湘南モノレール。このマップでは大船駅から湘南江の島駅まで全区間を再現できます。『A列車で行こう9』にはモノレールのパーツがないため、ここは高架線路で代用しています。PC版の『A列車で行こうIV』では、高架駅の5番線からモノレールを作れました。復活してほしいですね……。

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小田急江ノ島線の藤沢駅。複線のスイッチバック配線はうまくいった。しかし、直通運転の列車のダイヤ設定に苦労しそう。

 線路配置のおもしろさとして、小田急電鉄・藤沢駅のスイッチバックはぜひ再現したいところです。『A列車で行こう9』では、小田急電鉄の通勤電車や「ロマンスカー」が収録されています。線路を敷いてみたところ、藤沢駅の配線は再現できた気がします。小田急江ノ島線は線路、車両とも再現可能。「ロマンスカー」を走らせましょう。

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