現存2両の旧鉄道郵便車 能登から届けるのは旅の思い出、未来への手紙

のと鉄道の能登中島駅に保存展示されている旧郵政省の鉄道郵便車。車内には丸ポストが設置され、「思い出ゆうびん」「未来郵便」というサービスが実施されています。

1986年まで使われた郵便車が能登中島駅に

【本記事は、旅行読売出版社の協力を得て、『旅行読売』2017年10月号に掲載された記事「たびよみ目線 旧鉄道郵便車が運ぶ『思い出ゆうびん』」を再構成したものです】

※ ※ ※

 能登半島の真ん中、石川県七尾市にある、のと鉄道能登中島駅。保線車両の引き込み線に1両の車両が保存展示されている。

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能登中島駅に保存展示されているオユ10形郵便車。

 この車両は、全国に2両しか現存しない、旧郵政省の鉄道郵便車「オユ10」。1986年に鉄道郵便が廃止されるまで、主に東京~北海道間を走っていた。

 車内には専用の丸ポストがあり、はがきや手紙を入れると記念日付印を押して届けてくれる。「思い出ゆうびん」と題したこのサービスは、のと鉄道が中島郵便局と2015年7月から行っているもの。観光列車「のと里山里海号」の中で記念はがきを買い、沿線の景色を眺めながら旅の思い出を記し、能登中島駅での停車中に投函する。これまで投函された手紙は5000通近くになる。

 2017年8月からは新企画がスタート。未来の自分や家族、友人、恋人などに宛てた手紙を1年または3年の間預かるもので、名付けて「未来郵便」。「オユ10」は今も日本中に思い出を運び続けている。

※ ※ ※

●Information

「のと里山里海号」は、水曜を除く毎日、下り(七尾発穴水行き)3本、上り(穴水発七尾行き)2本運行。土・日曜、祝日は全席指定で、穴水、和倉温泉、七尾駅以外での乗降は不可。平日は全席自由席で、予約は団体のみ可。問い合わせは、のと鉄道観光列車予約センター【電話】0768・52・2300。

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『旅行読売』2017年11月号。特集は「紅葉を見ながら古道・街道をゆく」と「元気な老舗、新時代の挑戦者 酒蔵・ワイナリーへの旅」。

・旅行読売(Fujisan.co.jp)

http://www.fujisan.co.jp/product/2782/ap-norimono

【了】

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