南海、スイスMOB鉄道と「姉妹鉄道協定」締結 欧州での知名度向上図る

2017年10月24日、南海電鉄が、観光特急「ゴールデンパスライン」を運行するスイスのモントルー・オーベルラン・ベルノワ鉄道と「姉妹鉄道協定」を締結します。

難波駅で協定締結式を実施

 南海電鉄は2017年10月11日(水)、スイスのモントルー・オーベルラン・ベルノワ鉄道(MOB)と友好関係を深め、双方の沿線が国際観光地として発展し地域活性化に貢献することを目的として、姉妹鉄道協定を締結すると発表しました。

 MOBはスイスのモントルーを拠点とし、牧歌的な景勝ルートで知られる観光特急「ゴールデンパスライン」を運行する鉄道事業者です。最急勾配73パーミルの区間を運行する山岳鉄道でもあり、最急勾配50パーミルの南海高野線・橋本~極楽橋間と同じ性格を有していることや、両社とも沿線に世界遺産を擁するなど、姉妹鉄道としてふさわしい特徴を備えているといいます。

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南海電鉄とモントルー・オーベルラン・ベルノワ鉄道の姉妹鉄道協定締結のポスター(画像:南海電鉄)。

 これを受け、10月24日(火)午前11時から、難波駅北側2階の中階段前で、姉妹鉄道協定締結式を開催。同日からは、「高野山・世界遺産きっぷ」の利用者に、両社のきっぷをデザインしたオリジナル付箋帳がプレゼントされます(高野町観光協会で先着1万人対象)。

 16日(月)から29日(日)までは、難波駅に「高野山×スイスの美しき4姉妹」をテーマとする総合装飾が施されます。17日(火)から極楽橋駅の渡り廊下に記念フラッグが掲出されるほか、高野山駅の2階ではMOBの鉄道模型などが順次展示される予定です。

 また、16日(月)から2018年1月31日(水)まで記念ヘッドマークを掲出。対象車両は8300系電車の6両1編成(南海本線、空港線、和歌山港線)、6300系電車の6両1編成(高野線の難波~橋本間、泉北高速鉄道線の中百舌鳥~和泉中央間)、2300系電車の2両4編成(高野線の橋本~極楽橋間)です。MOBでも同様のヘッドマークが1編成掲出されます。

 南海電鉄は「この協定により、当社は高野山をはじめとした沿線の魅力を広く発信し、特に欧州での知名度向上を図ります」としています。

【了】

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