富山ライトレール、係員ノーチェックの「信用降車」を終日実施へ 不正は大丈夫?

マナー良好? 文字どおり「お客様を信用」

「信用降車」を拡大する背景について、富山ライトレールに聞きました。

――そもそも「信用降車」をなぜ始めたのでしょうか?

 朝ラッシュ時の乗降時間を少しでも短縮するためです。平日の始発から朝9時までは、後方扉付近に設置したICカード読み取り機を作動させ、ICカード乗車券をご利用のお客様に限り、後方扉側での支払いと降車を認めています。

――なぜ終日に拡大するのでしょうか?

 ICカード定期券の利用率が高まったことなどから、利便性向上の一貫として実施するものです。

――ICカード利用者以外も不正に乗降できてしまうと思いますが、どのように対策されるのでしょうか?

 不正乗車に対しては3倍の運賃を設定していますが、駅や車内での係員によるチェックは特に行っていません。そもそも当社線の片道運賃は現金で大人200円均一、3倍といっても600円です。「信用降車」は、文字通りお客様を「信用」して実施しています。

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2017年10月15日からの富山ライトレールにおける乗降イメージ。ICカード利用者は前方、後方どちらの扉からも降車が終日可能になる(画像:富山ライトレール)。

※ ※ ※

「信用降車」実施中の後方扉は、乗車する人と降車する人が交錯することになりますが、富山ライトレールによると、利用者には「降りる人優先」のマナーが根付いているのだそう。「新たなお客様が多い春先には、2週間ほど駅に立って乗車指導を行いますが、それ以外で駅などにおいて後方扉の乗降マナーを指導するような掲示は特に行っていない」そうです。また、信用降車実施中の不正乗車が少ないことからも、終日への拡大に至ったといい、利用者の「マナーのよさ」も決断の要因につながっているようです。

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コメント

1件のコメント

  1. 欧米でも英国や地下鉄・都市近郊はドイツ以外は殆どが改札式で大抵は利用者が多いから信用乗車方式を入れると問題が起きるからだそうです。

    路面電車やローカル線なら信用乗車方式は有効だが養老鉄道みたいに利用者が多い鉄道は改札方式の方が適しているし、利用者増加に繋がる。
    尚、ベルリン地下鉄が利用者が少ないのは運賃制度の複雑さと信用乗車方式の悪い面の一つである冤罪罰金や検札詐欺が横行している事が主な理由です。
    中国の北京、上海、香港とベルリンの利用者を見れば一目瞭然だし、寧ろ鉄道の場合、運賃に対して減税や正規料金値下げの方が利用者を増やす要因なのは間違いない。