2019年、広島の空に人工流れ星走る エンタメに留まらない壮大な科学プロジェクトとは

流れ星遊覧チャーターフライトも

 今回、オフィシャルパートナーとなったファミリーマートの澤田貴司代表取締役社長は、「広島にある300の店舗でイベントを検討しています。取引先のメーカーとタイアップした商品開発も進めています」とし、同じくパートナーとなったJALの大川順子代表取締役専務執行役員は、「エンターテインメントの域に留まらず、基礎科学の発展にもなるプロジェクトに取り組む真摯な姿に、日本航空も同じくチャレンジを目指していきたい」と話しました。

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広島を中心に直径200kmの範囲で流れ星を見ることができるという(2017年11月7日、石津祐介撮影)。

 JALは2014年に発表した、チャレンジする人をサポートするという「チャレンジJAL宣言」の趣旨により、ALEのプロジェクトに共感しパートナーの契約締結を決定。また、人工流れ星の観測により高層大気の気温・密度・動きの解明が可能となるため、中長期的な地球の気候・環境変動のデータが得られることが、航空機の効率的な運航など、業務改善に役立つという側面にも着目しているといいます。加えて、プロジェクト実施時には「流れ星遊覧チャーター」を行う予定としています。ただ、現時点では具体的な出発先の空港や運航機材などは未定ということです。

 機内から夜空を彩る流れ星が見れるフライトとなれば、人気が出ることは間違いないでしょう。

【了】

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Writer: 石津祐介(ライター/写真家)

専門誌を中心に、航空機の取材、撮影を行うライター、写真家。国内外を問わず世界各地の空港やエアショーなど取材。航空機以外にも野鳥、アウトドア、旅行など幅広いジャンルの取材を行っている。

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コメント

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1件のコメント

  1. デブリを増やすだけでは?