日本最短、15分の定期航空便 となり合う島を結ぶ空路、なぜ誕生?
所要時間15分、場合によっては飛行時間わずか3分という、空港間の距離が日本一短い定期航空便が存在します。これほど短距離の路線がなぜ誕生したのでしょうか。
那覇と南北大東島との移動需要をいちどに
所要時間15分、空港間の距離にしてわずか13kmという、日本一短い定期航空便が存在します。
沖縄本島から約350km東に位置するふたつの島、南大東島と北大東島を結ぶ定期便がそれで、時期や天候によっては飛行時間が3分程度の場合もあるそうです。運航する琉球エアーコミューター(RAC)に話を聞きました。
――南北大東島の定期便について、運航頻度と使用機材を教えてください。
火、水、木曜は那覇→南大東→北大東→那覇、月、金、土、日曜は那覇→北大東→南大東→那覇というように、曜日によって回り方を変える運航を行っており、各区間に独立した便名を付けています。このうち、南大東→北大東は「RAC835」便、北大東→南大東は「RAC836」便です。プロペラ機のボンバルディアDHC8-Q400CCを使用しています。
――これほど短い路線がどうして誕生したのでしょうか。
南大東~北大東線は、1997(平成9)年10月に開設しました。南大東島と北大東島の移動利便性を確保するほか、那覇から南大東島、北大東島いずれかへ移動されるお客さまをいちどに輸送し、運航機材を効率的に運用する目的があります。
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