「東京モーターショー2017」総括、言うほど悪くない? ショーウォッチャーはこう見た

「東京モーターショー2017」が閉幕しました。ネガティブな声も聞こえますが、視点によっては実に見ごたえのある内容だったといいます。世界の潮流に日本のメーカーはどう応えたのでしょうか。

日本を代表してトヨタがアピールしたのは

 トヨタのブースは、ボリュームも内容もたっぷり。新たに立ち上げたスポーツブランドであるGRを並べたエリアもあれば、「センチュリー」や「クラウン」、「JPNタクシー」といった新しい量産モデルもあります。さらにEVコンセプトである「Concept-愛i(コンセプト・アイ)」シリーズにFCV(燃料電池車)コンセプトの「FINE-Comfort Ride」とFCVバスの「SORA」。いろいろありすぎて、総花的にも見えてしまいます。

 しかし、ディディエ・ルロワ副社長が登場したプレスカンファレンスを要約すると「トヨタは電動化/知能化/コネクテッドというトレンドもおさえる。EVの技術は持っているし、次世代に向けてちゃんと準備はしている。ただし、日本の大方針であるFCV(燃料電池車)には、力を注ぎ続ける」というものでした。プレスカンファレンスに豊田章男社長ではなく、フランス人の副社長が登壇したのは、欧州へのアピールを優先したからとか。確かに2015年のイチロー選手と章男社長の日本語でのかけあいプレスカンファレンスは、欧州の記者に興味を抱いてもらえなかったことでしょう。それだけ今回は、欧州へのアピールを真剣に考えていたのでしょう。

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トヨタのプレスカンファレンスに登壇したルロワ副社長と「TOYOTA Concept-愛i」(2017年10月25日、石津祐介撮影)。

 世界のトレンドに対する、それぞれのメーカーの対応と考えが楽しめたのが、「東京モーターショー2017」でした。ちなみに10日間で77万人の来場者数は、それほど悪くない数字だと思います。9月にドイツで開催された「フランクフルトモーターショー」ですら、動員は10日間の開催で81万人。「東京モーターショー」の来場者数は、それほど見劣るわけではないのです。

 それに1日あたり10万人も来場すると、人が多すぎて展示車両をまともに見ることもできません。主催者の立場からすると、来場者数は多い方がよいでしょうが、見に行く立場からいえば、今くらいが限界なのでは。「これ以上、混んでいるショーには、あまり行きたくないな」というのが正直なところです。

【了】

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【東京モーターショー2017】メーカー各社、注目の出展内容は?

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コメント

1件のコメント

  1. 日本のモーターショーに日本基準が無いから飽きられるんですよ、同乗試乗会とか来場者に運転させないような飯事やって何がショーなのか?それこそ見せるだけならそれでいいかもしれないが魅せるのがショーだろ、それで車離れとか言いがかり紛いな事を平気で抜かす生産者とそのお抱え評論家が何を魅せられると言うのか?

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