飛行機の電動化、その現状とは エアバス、ボーイングほか、各社の動静と今後

モーター14台!?  NASAの実験機とは

 一方、宇宙技術の最先端を行くNASAは、2016年6月に電気飛行機の研究用プロトタイプX-57「マクスウェル」を発表しました。X-57は、練習機として実績のあるイタリアのテクナム社「Tecnam P2006T」をベースに開発され、主翼にはふたつのクルーズ用モーターと12台の小型電動プロペラが取付けてあります。離着陸時には14台全てのモーターが使用され、飛行中は外側2台のみが使用されます。

 この電気飛行機は、「リーディングエッジ非同期プロペラ技術(LEAPTech)」と呼ばれるNASAのプロジェクトによって開発されており、外側2台のモーター以外、12台の小型モーターがそれぞれ非同期で動き、航空機の性能と乗り心地の向上や騒音低減などを実現すると言います。

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NASAが開発を進めている電動飛行機X-57「マクスウェル」(画像:NASA)。

 このようにハイブリッドや電気飛行機が登場することにより、運用コストや機体自体の低価格化がすすめば航空機はより利用しやすい身近な存在となり、様々な可能性が広がると言えるでしょう。

【了】

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コメント

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3件のコメント

  1. ダイソン「羽根の無い扇風機」みたいにエンジンポッドの無いジェット機も電気推進なら加納なんじゃないかな、と思う。

    • 昔の空想小説の挿し絵みたいに翼から直接噴射?無理がないか?

    • あれは羽が見えないだけで本体部分に隠れて入ってるんですよ。