引っ越し難民発生の恐れアリ 最盛期3・4月外すよう業界が呼びかけ 背景に人員不足
大量採用で乗り切る会社も
北海道トラック協会では2018年1月、北海道運輸局などの協力のもと、札幌駅前通の地下歩道で引っ越しの分散を呼び掛けるキャンペーンも行いました。その参加事業者であり、全日本トラック協会の引越部会に加盟する山登運輸(札幌市東区)は、「ここ3、4年は厳しい状況」と話します。
「繁忙日にはほかの事業者から人員を借りるなどして対応してきましたが、集中短期型の労働に対して条件が厳しくなっています。日にちがずれれば可能なものの、『この日しかない』というお客様に対応しかねる状況も発生しています」(山登運輸)
山登運輸によると、繁忙期に際し毎年2月くらいから募集をかけ、ドライバーや作業員を増員しているそうですが、「通年で人を多く抱えるのはなかなか難しく、どうしてもこの時期だけの増員になってきますが、近年は応募数だけでなく、お話したとおり賃金などの条件も厳しくなってきています」といいます。
業界大手は、繁忙期をどのように乗り切っているのでしょうか。2013年から2016年まで売上、作業件数ともに業界トップのサカイ引越センター(大阪府堺市)は、次のように話します。
「数年前より、人材確保が厳しくなる状況を予測し、採用と教育に力を入れてきました。新宿や梅田、三宮といった利便性の高い駅前に拠点を設けるなど、気軽に足を運んでもらえる環境を整え、繁忙期の対応を見越して毎年数百人単位、2017年には約400人を採用しています」(サカイ引越センター)
サカイ引越センターによると、近年採用されたスタッフがドライバーとして成長したこともあり、2016年度末にはドライバー充足率120%を達成したとのこと。繁忙期の対応については、「ご依頼に対し無尽蔵にお応えはできませんが」としたうえで、「ご要望には応えていけると思います」と話します。ただ、新規採用についてはやはり、年々厳しくなってきていると感じているそうです。
ちなみに、全日本トラック協会によると、混雑が避けられる時期は「3月以前、あるいは4月中旬以降」としています。サカイ引越センターは、「3月の3週目あたりから4月3週目までが、ご依頼が多い時期です。ご希望日に関わらず、なるべく早くお見積り、ご契約をいただける方が安全です」と話します。
【了】
引っ越し❗わたしも、いろいろな事があり、もう少ししたら、引っ越しする予定です❗
引っ越しに止まらずコンビニ難民、路線バス難民なんてのも出るだろうね、実際に路線バスもドライバーの遣り繰りが困難になり営業所の所長クラスが代走したりなんぞは珍しい話ではないし、ここの記事で以前取り上げられたような都バスの回送を兼ねた職員の早朝送迎なんぞは実に羨ましい話で、航空も今や機材の都合に重てパイロットの手配によっては欠航なんて話も聴こえてくるし、何と言っても担い手不足を補う手段がダブル連結トラックのような巨大化された物が緩和の方向性だと言う間抜けた話が実に危険で恐ろしい、ヨチヨチ歩きの自動運転は単に企業の好感度アップの道具にしか思えないし、失礼ながら違反を犯しながらでないと支えきれない物流貨物の時間制限の需要などを考えたら先ずは業界が難民化せぬことに歯止めをかけなければ物は溢れても運べぬ事態が震災の時と同じく押し寄せるのではないでしょうか?
実際、3月4月に転勤入学就職その他諸々が集中してるし。いっそのこと分散入社(3月上旬ないし9月)、分散転勤(2月下旬ないし5月下旬)、分散入学(4月中旬ないし9月)といった事にならないかな。