鉄道1日券は「24時間券」へ? 沖縄、東京に続き名古屋でも導入予定 その効果は
東京メトロでは売上げ大幅増
24時間券はすでに、東京メトロで2016年3月に導入されています。同社も24時間券の値段は、それまでの1日券と同じ大人600円(子ども300円)のまま。東京メトロによると、2015年度における1日券の売上げに対し、2016年度における24時間券の売上げは36.7%増加したといいます。ただし「この増加の要因が24時間券化によるものなのかどうか、厳密に分析できているわけではなく、単純な比較はできませんが」としています。
「(従来の1日券の)ご利用シーンを広げて、利便性を向上させる目的で導入しました。『夕方から使い始めて、翌日のお出かけにも使えるので便利』『以前は朝早くから出かけて使うようにしていたが、行動時間にも気持ちにもゆとりができた』『金曜夜の会社帰りから使い始めて、土曜日は家族と使っている』といったお声があります」(東京メトロ)
東京メトロでは、利用者からの24時間券への要望を以前から認識していたものの、相互直通運転を行っている全事業者に影響することもあり、その調整や機器改修に時間を要したそうです。なお、都営地下鉄との共通乗車券については、外国人旅行者および首都圏1都7県以外からの利用者に対し発売している「Tokyo Subway Ticket」(24時間券、48時間券、72時間券の3タイプがある)を除き、現在も24時間制にはなっていません。
ちなみに、東京メトロに先駆けて1日券を24時間券化した事業者があります。「ゆいレール」を運営する沖縄都市モノレールで、同社によると2011(平成23)年2月にこれを導入した当時、国内でほかの導入例を見つけられなかったとのこと。「運賃改定(値上げ)のタイミングで、お客様への還元を目的に新たなサービスとして導入しました」といいます。夕方に沖縄へ着いて、翌日も朝から利用できるという使い勝手のよさが、旅行者のあいだで好評だそうです。
【了】
良い企画だと思う
出来るといいなぁ(o^^o)