車内放置の雑誌と新聞、激減 東京メトロ「電車の洗車場」へ潜入!(写真24枚)

東京メトロ東西線深川検車区の「電車の洗車場」で、その現場を取材。中も外も、工夫をした清掃が行われていました。また、車内のゴミや遺留物については状況が変化。雑誌や新聞がほとんどなくなり、財布も減ったそうです。

2日に1回、洗車機で 2週間に1回、人力で

東京メトロ東西線の深川検車区で、電車の洗車。車内の遺留物は昔と変化(1分58秒)。

 鉄道車両も通常、定期的に「洗車」されます。東京メトロでは2日に1回、線路脇に設置された洗車機を使い、2週間に1回、車内外を人力で清掃するそうです。

 手洗いする場合、ドア部分から車内へ入らないよう水のかけ方などを工夫しているほか、洗剤はアルミ車体にあわせた特注。車体をこするパッドも特殊な繊維といいます。また、モップのように柄がついたこのパッドは手作りで、1人1本、自分のものを所持。その柄は特殊な洗剤で錆びないよう、鉄の部分をテープで巻いているそうです。

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深川検車区の洗浄線に入った東京メトロ東西線の15000系電車(2018年2月、恵 知仁撮影)。

 車内の清掃では、掃除機のあとにホウキも使用。こうすると、小さなホコリも取りやすいそうです。またこのホウキ、柄にフックを付けて車内の荷棚へ掛けられるようになっています。目線の高さへ掛ける構造にすることで、車内へ置き忘れないように工夫しているのです(下のほうに置くと見逃しやすい)。

 車内のゴミは、座席の隙間に多いといいます。ティッシュやお菓子の袋などが、しばしば入っているとのこと。

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