車内放置の雑誌と新聞、激減 東京メトロ「電車の洗車場」へ潜入!(写真24枚)

スマホ登場の影響? 昔と大きく変わった車内のゴミ事情

 この車内のゴミ、遺留物は、昔と比べ大きく変化しているといいます。車内に放置される雑誌や新聞が激減しているのです。かつては1編成に何冊も放置されていたものが、現在はほとんどなし。スマートフォンの影響とみているそうです。

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洗車機を通過する東京メトロ6000系電車(画像:東京メトロ)。
掃除機で車内を清掃。奥にはつり下げられたホウキ。
つり手もひとつずつ拭いていく。

 近年少なくなったものは、ほかにもあります。盗まれて中身が抜かれた財布です。かつてはしばしば、座席の隙間に押し込められていたといいます。

 東京メトロ東西線の車両を担当する深川検車区(東京都江東区)では、約30人体制で1日に4〜5編成を清掃。所要時間は約1時間(中と外)で、よほどのことがない限り、雨でも実施するそうです。

 ちなみに深川検車区では、列車が「洗浄線」へ来ると、列車接近の注意喚起のため『メリーさんの羊』が流れます。

【了】

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Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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