京急の「元エース」2000形電車引退へ 記念きっぷの特典に当選すると特別貸切列車に招待
かつて快特や「ウィング号」などにも使用された京急電鉄の2000形電車が、営業運転を終了します。
最後の2編成、相次いで引退
京急電鉄は2018年3月5日(月)、2000形電車の営業運転を3月下旬をもって終了すると発表しました。
2000形は1982(昭和57)年に登場。当時は2ドアで、座席配置は枕木と同じ方向を向いた2人掛けシートやボックス席が並ぶ形でした。72両が製造され、快特などの優等列車や、1992(平成4)年から運行の「ウィング号」などに使用されてきましたが、後継の2100形電車の登場により、1998(平成10)年から改造を開始。3ドアで、座席は窓を背にして座るロングシートに変更されるとともに、車体側面のデザインも、現在の赤地に細い白帯に変わりました。
現在は8両×2編成が在籍し、羽田空港と新逗子を結ぶ「エアポート急行」などに使用されていますが、2061編成は3月中旬、リバイバル塗装を施した2011編成は3月下旬にそれぞれ営業運転を終了する予定です。
幼稚園生のころ、親父と武山へハイキングに行った帰りに津久井浜から快速特急に乗った時がこの車両との出会いでした。以来、三浦海岸への海水浴などこの車両のお世話になった機会は数知れず。
私の中では快速特急といえば2100形ではなく2000形です。
できることなら先代600形のように、1両ぐらいを原形の2扉車に復元して永久保存してくれたらなあ‥と思いますが、贅沢な願いなんだろうな。
さらば麗しの2000形。
君の鮮烈なるデビュー、乗る者を魅了する走り、快適なロマンスシート・・・。
子供だった僕らのヒロインだった。
京急にも遂に君のようなフラッグシップが入ったんだ。どんなにか歓喜、そして喝采を上げたことだろう。
本当に今までありがとう。
感謝してもし足りない。
君の功績は計り知れない。
僕は涙を拭いきることができない・・・。
胸を張れ、君は京急電鉄の大功労者だ。