揺れる国産戦闘機開発、断念か継続か どうなる空自F-2後継機問題

航空自衛隊F-2支援戦闘機の後継機をめぐり、国産断念が報じられたかと思えば、防衛相が会見でそれを否定するなど、情報が錯そうしています。そもそもF-2自身もその開発は、ひと筋縄ではいかないものでした。

国産戦闘機開発、その苦難の歴史

 2018年3月、一部メディアにて「防衛省が航空自衛隊F-2の後継機の国産を断念し、国際共同開発を目指す」というニュースが報じられました。しかしその翌日、小野寺五典防衛相は、「国産開発を断念したという事実はない」と記者会見で述べました。後継機の開発については「本年中に判断する」ということです。

 このように、後継機問題で揺れる航空自衛隊のF-2ですが、どのような戦闘機なのでしょうか。

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洋上迷彩が施されれているF-2の機体(2016年、石津祐介撮影)。

 F-2は、支援戦闘機F-1の後継機として1995(平成7)年に初飛行を行い、2000(平成12)年から運用が行われている戦闘機です。支援戦闘機とは、上空から地上部隊や艦船などを支援し、対艦攻撃や対地攻撃、近接航空支援などを行う戦闘機のことです。

「次期支援戦闘機(FS-X)」としてF-2の開発計画が最初に持ち上がったのは1982(昭和57)年のことでした。国産の超音速高等練習機T-2をベースに開発されたF-1の後継機として、政府や企業は最新の技術を導入した国産戦闘機の開発を目指しますが、アメリカの政治的な圧力により1987(昭和62)年にジェネラル・ダイナミクス社(現在はロッキード・マーティン社が製造)のF-16をベースとしてアメリカとの共同開発が決定します。

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コメント

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4件のコメント

  1. より高性能になるなら共同開発でもいいんじゃないの
    イギリスは今EUから抜けて相手欲しがっているし、結局は米英に混ざるのが良いのでは
    あとF35では購入までだいぶグダグダやったせいで優先国になれなかったわけだし

  2. そもそも支援戦闘機の任務を考えればF-35しかないだろう。
    FSX計画がまだ続くのならな。
    そもそもFXでF-35を採用するには任務上本来有りえない話だろう。

  3. アメリカだけじゃもう集団的自衛権にはならない

  4. ちょっと待て、

    台湾のIDFはアメリカの協力もあってF-16をベースに開発しているが
    その大部分は台湾が開発したのだ。エンジンはアメリカから小型のものしか
    輸入できなかったのだが。それでも、開発の主導権はほぼ台湾側にあった。

    ならば、日本でもできるはず。。。。って
    アメリカポチ政権の安倍じゃ難しいってことなのかな?