新型新幹線「N700S」と「N700A」どう違う? 車内初公開!(写真60枚)

東海道・山陽新幹線の新型車両「N700S」、その編成と車内が初公開されました。一見すると既存のN700Aと似ていますが、そこには様々な違い、進化が。新型N700Sでは、どこがどう変わるのでしょうか。

停車駅が近づくと明るくなるN700S 「小型・軽量化」がポイント

 車内では「コンセント」。「A」は、グリーン車は全席にありますが、普通車は窓側席と客室最前(後)部席のみの用意でした。これが「S」ではグリーン車、普通車とも全ての席に備えられます。肘掛けに設けられるため、座席を向かい合わせにしても使用可能です。

 また停車駅へ近づいた際、忘れ物への注意をうながすため、荷棚が明るくなります。それがはっきりわかるよう、明るくなるときは短時間でそうなり、元の明るさへはゆっくり戻っていく形です。

Large 20180310 01 Large 20180310 02 Large 20180310 03
     
全席にコンセントが備えられたN700S普通車車内。
車両のタイプがN700Aの8種類から4種類に減ったN700S。
N700SとN700Aにおける搭載機器の違い。

 そして、利用者には直接の関係はない部分ですが、JR東海と日本の高速鉄道「新幹線」にとって、「A」と「S」では大きく違う部分があります。「S」は「標準車両」であることです。

「A」の車両は8タイプから構成されますが、「S」は4タイプで構成。最小4両編成から路線の状況に応じて8両や12両など、編成を柔軟に組めます(JR東海の担当者は、「新幹線」は大量高速輸送機関であるため、4両編成は現実的でないといいますが)。

 つまり「S」は、様々な場所・環境に、特段の設計変更を必要とせず迅速に適応させられるという意味で「標準車両」とされ、そこには「新幹線」の海外展開を図るJR東海の狙いがあります。また、あくまで可能性の話ながら、超電導リニアモーターカーによる中央新幹線の開業後に東海道新幹線の需要が変化した場合でも、編成の長さを調整しやすいという利点もあるでしょう。

 8タイプから4タイプへの削減は、機器の小型・軽量化によって実現。「A」では複数の車両へ分けて搭載せねばならなかった機器が、小型・軽量化により、「S」では少ない車両に集約して搭載できるようになりました。

 また、この小型・軽量化で客室用の電源も多く確保できるようになり、全席コンセントが実現したとのこと。利用者にとってもJR東海にとっても、「小型・軽量化」がN700Sの大きなキーワードといえそうです。

この記事の画像をもっと見る(60枚)

新型新幹線「N700S」ついにデビュー! その乗り心地やいかに? 確実に乗る方法は?

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス