新型ロマンスカー70000形「GSE」デビュー! 「新・小田急」の象徴、53秒で初列車完売(写真15枚)
53秒で売り切れ 2018年度内に2編成へ
「GSE」の一番列車は、3月17日(土)の9時ちょうどに新宿駅を発車した、箱根湯本行きの特急「スーパーはこね5号」。満席での旅立ちでした。そのきっぷは、53秒で売り切れたとのこと。
このたび運転を開始した新型ロマンスカー70000形「GSE」は1編成のみですが、2018年度中にもう1編成、登場する予定です。
また「GSE」は、2008(平成20)年3月に登場した60000形「MSE」以来、10年ぶりとなる新型のロマンスカーです。展望車構造を持つロマンスカーでは、2005(平成17)年3月に登場した50000形「VSE」以来、13年ぶりになります。
「GSE」は、新宿と箱根湯本を結ぶ特急「スーパーはこね」や「はこね」、通勤特急「モーニングウェイ」「ホームウェイ」などとして運行。スケジュールは小田急電鉄のウェブサイトで確認できます。
なお「GSE」は「Graceful(優雅な) Super Express」、「VSE」は「Vault Super Express」が由来。「Vault」は「アーチ状の天井」といった意味で、「VSE」の天井はそのようになっています。また「MSE」は「Multi Super Express」が由来で、「Multi(多彩)」というとおり、JR御殿場線や地下鉄の東京メトロ線にも直通が可能です。
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Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)
鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。
朝の特急の増発が一番嬉しいね。
ホテルの空予約の輩のように先を押さえされてもダイヤに余裕ができたから取りやすくなりました。
どうしても近鉄の「アーバン」の後継車両を思い出す。
中身は全く違うのだろうが、外観は同じような車両になるのか、予想図とは全く違っていい意味で期待を裏切ってくれるのか。。。楽しみ。
今改正でこのGSEとLSE、VSEの展望型特急車3形式が完全に共通運用にされたのがものすごく不気味。
あと1年もすれば完全引退のLSEはともかく、連接車でサルーン席付きのVSEとボギー車でサルーン席のないGSEが旅客案内上共通にできるはずがない。
これはもしやLSEの次の淘汰候補はVSEで、リニューアルなしで引退、後継にGSE増備ということで、小田急ロマンスカーから売店設備と連接車が消滅する日が意外と近いということを暗示しているのか?
そんなの信じられないし、間違いであってほしいと願っている。願っているけど…