新型ロマンスカー70000形「GSE」デビュー! 「新・小田急」の象徴、53秒で初列車完売(写真15枚)
小田急の新型ロマンスカー70000形「GSE」がデビュー。ロマンスカーの新型は10年ぶりです。「非日常」「日常」をあわせ持つこの「GSE」と50000形「VSE」が、複々線完成で大きく変わった「新しい小田急」の“二枚看板”になります。
「非日常性」「日常性」合わせ持つ新ロマンスカー
小田急電鉄の新たなシンボル、特急ロマンスカーの新型車両70000形「GSE」が2018年3月17日(土)、運転を開始しました。
展望車や大きな窓といったロマンスカー伝統の「非日常性」と、全席コンセントや多くなった定員など、通勤特急に使える「日常性」を合わせ持つのが70000形「GSE」の大きな特徴です。同様の「非日常性」を売りに、2005(平成17)年に登場したロマンスカー50000形「VSE」は定員358名でしたが、「GSE」は400名と、42名分増えています。
「ロマンスカーの伝統を引き継ぎつつ、バリアフリー対応、外国人の皆様方のWi-Fi環境の整備、スーツケース置場等々、『新しい時代』のニーズにもマッチした進化した車両、ともいえます。多くのお客さまがこの『GSE』に乗って、箱根への旅を快適に、優雅にお過ごしいただければと期待しているところであります」(小田急電鉄 社長 星野晃司さん)
「観光とビジネスの両方に応える、フルスペックの車両ができました。ぜひ乗っていただいて、楽しんでいただければ」(デザインを担当した岡部憲明アーキテクチャーネットワークの代表 岡部憲明さん)
小田急電鉄は同じくこの2018年3月17日(土)より、近ごろ完成した複々線(かんたんにいえば車線倍増)を活用する新ダイヤの運用を開始。朝ラッシュ時の輸送力が4割も向上し、所要時間短縮と混雑緩和が図られるなど、大きく生まれ変わります。
「新しい小田急のスタートのときに『GSE』がデビューするのは、大変喜ばしい、嬉しい限りでございます」(小田急電鉄 社長 星野晃司さん)
この「GSE」と、同様の展望車構造を持つ「VSE」は、そうした「新しい小田急」の“二枚看板”。人口減少社会において沿線人口の確保に首都圏私鉄が注力するなか、ロマンスカーのようなシンボリックな車両が存在することは、小田急が選ばれるための大きな力になると、同社の星野社長は話します。
朝の特急の増発が一番嬉しいね。
ホテルの空予約の輩のように先を押さえされてもダイヤに余裕ができたから取りやすくなりました。
どうしても近鉄の「アーバン」の後継車両を思い出す。
中身は全く違うのだろうが、外観は同じような車両になるのか、予想図とは全く違っていい意味で期待を裏切ってくれるのか。。。楽しみ。
今改正でこのGSEとLSE、VSEの展望型特急車3形式が完全に共通運用にされたのがものすごく不気味。
あと1年もすれば完全引退のLSEはともかく、連接車でサルーン席付きのVSEとボギー車でサルーン席のないGSEが旅客案内上共通にできるはずがない。
これはもしやLSEの次の淘汰候補はVSEで、リニューアルなしで引退、後継にGSE増備ということで、小田急ロマンスカーから売店設備と連接車が消滅する日が意外と近いということを暗示しているのか?
そんなの信じられないし、間違いであってほしいと願っている。願っているけど…