100人乗せて火星にGO!? 試験飛行始まるスペースXの超大型ロケット『BFR』とは

アメリカの実業家、イーロン・マスク氏の火星移住計画。そもそもなぜ移住なのか、どこまで本気なのかと懐疑的な目もあるなか、計画のカギとなる宇宙船の、具体的なテストスケジュールが発表されました。どのような乗りものになるのでしょうか。

計画成否のカギ「BFR」、100人乗っても大丈夫?

 マスク氏と彼が率いるスペースXが計画している「BFR」は、全長106m、幅9mと極めて巨大なロケット。その大きさは、アポロ計画で人類を月面に運んだ「サターンV」ロケットの110mにせまります。またロケットは2段式で、上段に位置する宇宙船の大きさが全長48mと、ロケットの半分近くの割合を占めています。

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「BFR」の全体図(画像:スペースX)。

 ロケットの下段に相当するブースターと宇宙船は、同社の「ファルコン9」や「ファルコン・ヘビー」ロケットのように、エンジン出力により自力で地面やドローン船へと着陸し、再使用が可能です。このように繰り返し使用することで、「BFR」の打ち上げ費用はわずか700万ドル(約7億円)未満になるとされています。

 宇宙船部分には人工衛星などの大型ペイロードを積み込め、低軌道なら最大150tの打ち上げが可能です。さらに宇宙船にはなんと100人近くを搭乗させることもできます。これが、将来の火星移住計画の要となります。そのほか、月への往復や低軌道の宇宙ステーションへと補給任務を行う、などのミッションも想定されています。

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コメント

1件のコメント

  1. どう見ても詐欺にしか見えないのだが、そんなに自信があるのなら、この記事を書いたライターとイーロンが乗ってほしい。