丸ノ内線に新型2000系導入へ 丸窓、小物テーブルなど東京メトロ「初」も

無料Wi-Fi導入 自走できる非常用バッテリーも

 各ドア上には17インチワイド液晶の車内表示器を3画面搭載し、乗換案内などを提供。さらに訪日外国人向け車内無料Wi-Fiが導入されます。放送システムは、聞き取りやすい高音質ステレオ方式です。

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車内イメージ。球面形状の天井パネルを採用(画像:東京メトロ)。
車内イメージ。丸窓やテーブル、電源コンセントなどを設置(画像:東京メトロ)。
2000系の走行イメージ(画像:東京メトロ)。

 車両は片軸操舵台車を採用し、曲線走行時の安全性向上とレールと車輪の摩擦によるキシリ音を低減。さらに大規模停電などの異常時を想定し、万が一、駅間に停止した際にも最寄駅まで走行できる非常走行用バッテリーを搭載します。

 また、万一脱線した場合にも自動で列車を停止させる脱線検知装置や、走行中の車両各装置の動作情報を車両基地や総合指令所などに常時伝送し、状態監視、予防保全に活用できる車両情報管理装置を搭載します。

 東京メトロは2022年度の稼働を目指し、日本の地下鉄で初めてCBTC(無線式列車制御システム)を導入する計画を進めています。同社によると、CBTCの導入により前後の列車間隔を詰めることができ、高い遅延回復効果が得られるといいます。

 2000系導入後は、この車両を用いてCBTCの試験運用が行われます。また、2022年度中には53編成318両が導入される計画です。

【了】

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コメント

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7件のコメント

  1. 性能とか設備とかは非常に良いし、評価できると思うけれど、デザインが酷過ぎる。
    銀座線のように旧車をイメージした新車を期待していただけにとても残念。
    もう1000系のような良いデザインの車両は出ないのか。

  2. 東京メトロどころか日本離れしてるデザイン。
    なかなか面白いと思う。

  3. その前に、新車入れ替えしなければならない路線あるのではないか?

  4. うーむ…伝統を継承したつもりなんだろうけど、はっきりいって分かりにくい。
    銀座線の1000系に比べると、下手にモダン色を盛り込もうとして失敗した感が否めない。
    奇を衒う必要はないんですよ。

  5. 酔っ払いオヤジがブチ切れたようなツラしてやがる。

  6. なんかイマイチ、サインカーブとりいれた開業当初のデザインを期待していたのですが、残念です。

  7. 丸の内線に新型車両を投入が遅すぎる感は否めませんが、それよりも、ワンマン化運転に伴う運転手の嫌がらせクラスな操作の酷さを問題にすべきではないでしょうか?
    毎日利用している人間は、皆が思っています。
    ノッチ操作とブレーキ操作が兎に角酷い‼️
    ワンマン対応ではない、現車両に対する嫌がらせ以外の何者でも無いと思います。
    東京メトロは丸の内線利用者をかるんじてませんか?