ANA×ホンダジェット×双日でチャーター事業参入へ ビジネスジェット需要発掘目指す

ANA HDがホンダジェットを最大限に活用した新規ビジネスジェット事業の開始を発表しました。またこれにあわせ、双日をパートナーにチャーター手配事業の新会社を設立します。

ビジネスジェットを時間有効活用の新しい移動手段に

 ANA HD(ホールディングス)と、ホンダの航空機事業子会社であるホンダ エアクラフト カンパニーが2018年3月28日(水)、ビジネスジェットマーケット拡大に向けた戦略的パートナーシップに関する基本合意書の締結を発表しました。また同日、ANA HDとビジネスジェット事業を展開する双日が共同で新会社「ANAビジネスジェット株式会社」を設立し、ビジネスジェットを活用したチャーター手配事業に参入することも、あわせて発表されました。

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ANAカラーのホンダジェットを背に、左から双日 藤本社長、ANA HD 片野坂社長、ホンダ エアクラフト カンパニー 藤野社長(2018年3月29日、乗りものニュース編集部撮影)。

 これによると、ANAグループは、北米や欧州などにおける「海外渡航先でのチャーター便」にてホンダの小型ビジネスジェット機「ホンダジェット」を最大限に活用し、ビジネスジェット利用の拡大を図る一方、ホンダ エアクラフト カンパニーは、チャーター運航会社の仲介、ANA便からビジネスジェットへの乗り継ぎ地点における地上支援の構築など、ANAビジネスジェット社が展開するチャーター手配事業を多方面から支援するといいます。

 なお新会社のANAビジネスジェット社は、日本初のビジネスジェット専門旅行会社となります。資本金2億円で、株式構成はANA HDが51%、双日が49%。北米、欧州路線を中心としたANAの定期便からビジネスジェットへの乗り継ぎ便や、日本からダイレクトに目的地まで渡航するチャーター便の手配サービスを実施するとのことです。

 ANA HDの片野坂社長はビジネスジェットの需要について、「実際に我々のお客様にお話をうかがい、こういったニーズを実感してきました。需要はあると思います」と述べています。

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