ANA×ホンダジェット×双日でチャーター事業参入へ ビジネスジェット需要発掘目指す
ハワイでアイランドホッピングも視野に
今回、ANA HDが新たにビジネスジェット事業へ参入することになったのは、同社の片野坂社長がホンダ エアクラフト カンパニーの藤野社長と出会ったことがきっかけだったといいます。発表会見に臨んだ藤野社長は、「ビジネスジェットは、欧米ではビジネスツールのひとつで、小型ジェットのビジネス運用が増えています。日本のグローバルネットワークを高めて行く上で、経済性と快適性に優れたホンダジェットが新たな価値観を提供できると思います」としています。
また、2003(平成15)年より日本で先駆的にビジネスジェット事業を開始した双日の藤本社長は、「日本国内でビジネスジェットの国際線発着回数は10%超の成長率に達しました。成長速度の加速が見込めるなかで、この事業が新たなビジネスジェット拡大の起爆剤になり、ビジネスを成功させる効率的移動手段のひとつとなることを期待しています」といいます。
ANAビジネスジェットの設立は2018年夏を予定。同年下期に欧州での乗り継ぎ便、2019年度にホノルルでの乗り継ぎ便での運用を目指します。ANAは2019年春に現行最大クラスの旅客機、エアバスA380-900をホノルル線に導入する予定ですが、これに合わせ、ハワイの島々をホンダジェットで巡るアイランドホッピングの需要を掘り起こしたいとしています。
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