関西大手をごぼう抜き! 数字で見えた大阪メトロの実力

大阪市交通局が運営してきた地下鉄が民営化されて「大阪メトロ」に生まれ変わりました。その規模から国の統計などでは「17番目の大手私鉄」として扱われる可能性があります。仮にそうなった場合、「大阪メトロの輸送人員は関西大手でトップ」ということになりそうです。

運輸総収入は「ベスト3」に

 車両の数は、さらに上昇して4位(1348両)です。ちなみに1位は東京メトロ(2728両)で、これに近鉄(1915両)、東武(1884両)、大阪メトロ、阪急電鉄(1307両)が続くことになります。やはり大都市圏の地下鉄だけに路線距離の割には運転本数が多く、必要な車両の数も増えるということでしょう。

 輸送量はどうでしょうか。利用した人を単純に数えた輸送人員は約8億9000万人で4位。上位3社は関東の東京メトロ、東急、東武ですから、関西大手私鉄ではもっとも利用者が多いことになります。

 ところが、1日1kmあたりの平均通過人員(輸送密度)で比較すると、大阪メトロは約7万4000人で17社中11位と下がり、京阪電鉄と東武の間に入り込んできます。これは乗る人は多くても、ひとりひとりが実際に利用する区間は比較的短いということを表しています。大阪メトロのネットワークはごく一部を除いて大阪市内に収まっており、長い距離を利用する機会が少ないことも影響しているのかもしれません。

 最後に、経営規模の目安になりそうな数字として運輸収入の総計(2015年度)をみてみましょう。大阪市交通局としての運輸収入総計は約1560億5000万円。東京メトロ(約3626億2000万円)と東武鉄道(約1598億9000万円)に続く「ベスト3」です。長い距離に比べて運賃が高くなりやすい短区間の利用者が多いことも、収入が多い理由のひとつになっているのかもしれません。

 路線の距離や駅の数などは頻繁に変わるものではなく、17社中での大きな変動は当分ないと思われます。ただ、民営化されたことで経営の自由度は高まりますから、収入の順位は今後大きく変動するかもしれません。

 なお、大阪メトロを統計などで大手私鉄として扱うかどうかについて、国交省の鉄道局都市政策課は「今後、何か資料をまとめる機会があるときに区分を変える可能性はあるかもしれませんが、いまのところとくに何も決まっていません」と話しています。

【了】

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コメント

6件のコメント

  1. 阪急や近鉄にしてみたらある意味脅威だろうなぁ

  2. ただの現時点での、数字の羅列ではないか。

    売上の数値を見ても経常利益レベルでマイナスなら何の意味も持たない。

    草町君、キミははしゃぎすぎだ。

  3. 数字だけではダメなんですよ。

    サイン類など統一・わかりやすさなど徹底されないと。

    まだまだこれからだと思います。

  4. 日本民営鉄道協会に加盟してかつ色んなところから「大手私鉄」として認められたら「大手私鉄」として認められるんじゃないだろうか(帝都高速度交通営団→東京メトロとなった東京地下鉄株式会社がそのパターン)。

    なお大阪市営地下鉄の民営化により、日本で一番新しい鉄道事業会社が「大阪市高速電気軌道株式会社(2017年6月1日設立)」となり、これまで一番新しい鉄道事業会社だった「京阪電気鉄道株式会社(2015年4月1日設立)」が2番目となったことをお伝えします。

  5. 読み物としては良いけど鉄道マニアからすれば「だから何?」と言いたく成るような記事

  6. 大阪メトロになって不便になった。

    事故、故障も増えた気がする。

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