エコノミークラスを快適に過ごすには 国際線の機内、実例に見る持ち込みたいアイテム
エコノミークラスに限らずフライトに役立つものは?
一般的によく持ち込まれるのが、アイマスク、耳栓、靴下、スリッパ、歯ブラシ。これらは、航空会社によってはエコノミーにおいても、トラベルキットとして提供しているので、わざわざ機外から持ち込む必要がない場合もあります。ネックピローを持ち込んで使用している人もいますが、快適性については意見が分かれるようです。
エコノミーに限らず、役立つものは何があるでしょうか。人にもよりますが、マスクやスキンケア化粧品、スマートフォンの充電ケーブル、酔い止めや痛み止めの薬など。離着陸時に耳が痛くなりやすい人は、キャンディの持参をお勧めします。舐めているうちに、痛みが和らぐことが多いようです。薬やキャンディも、航空会社によっては機内に搭載されています(種類や数は限られています)。
なお、化粧水やクリームなど液体物全般について、日本では100ミリリットルを超える場合は機内持ち込みができません。100ミリリットル以下の容器に入った液体物は、容量1リットル以下のジッパー付き(再封可能なもの)の透明プラスチック製袋に入れたものに限り、可能です。
日本以外にも、液体物機内持ち込みを禁止したり制限したりしている国や航空会社があります。少量の容器に移し替えた化粧水やクリーム類、拭き取りタイプのクレンジングなどを持ち込みに用意しておくといいでしょう。
スマートフォン充電は、機材や航空会社によっても、使用可否が異なります。また、装備がふた口タイプのコンセントとは限りません。USBの差し込みタイプもあるので、ケーブルは一体型でないものを持ち込んだほうがよいでしょう。充電できない機材であれば、モバイルバッテリーが役立ちます。
ゴルフボールをひとつ持ってきて、座りながら足裏をマッサージするのも、気持ちいいです。しかし、あまり持ち歩く荷物が多いとかえって疲れることにもなりかねないので、自分にとって欠かせないものを選定することも大事。また、極力「使い馴れたもの」を使用することも、快適性に大きく関わってくるといえます。
【了】
たぶんライターの言ってるヘッドホンとは違うと思う
航空会社職員ですが、スマートフォン充電のための機内でのモバイルバッテリーの使用は禁止です。