「爆買い」後の貸切バス業界 フル稼働の活況から「稼働率1割」へ下落も 事業者間の優劣鮮明に
貸切バス業界は、2015年ころには中国などからの「爆買い」ツアーで活況を呈し、「新車の発注が集中して、納車まで2年待ち」といわれるほどでした。しかしその後、「爆買い」は急失速し、大きな変化が起こっています。
規制強化で運賃上昇、そこに「爆買い」バブル到来
新規参入事業者の中には、法令順守や安全確保の意識が低い者も含まれていて、「関越道高速ツアーバス事故」(2012年、45人死傷)など事故も相次ぎました。それを受け、安全対策に十分なコストを捻出できるよう2014年に貸切バスの「新運賃・料金制度」が導入され、貸切バス運賃は再び上昇しました。
インバウンド・ツアーが増加していたなかで導入されたこの新しい運賃・料金制度により、「日車単価(1日あたりの貸切バス運賃)」も上昇したことで、後発の中小貸切バス事業者らにとって初めて経験する好業績がもたらされました。それまで「自転車操業」状態で中古バスしか購入できなかった会社までもが新車をどんどん発注した結果、バス車両メーカーは製造が追いつかなくなり、一時は「納車まで2年待ち」だといわれたほどです。ここで中古バスを購入すると「いますぐ使える」ことから、新車より中古バスの方が価格が高いという逆転現象さえ起きました。
しかし、2016年春に状況は一変します。直接のきっかけは、中国の関税制度が改正され、旅行者が「お土産」として持ち帰った家電製品なども関税の対象となったことです。買い物を主目的とした、いわゆる「爆買いツアー」が急失速しました。
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もっとも、「爆買いツアー」の失速は、関係者のあいだではいつかは起こると予測されていたことです。日本人の海外旅行が、日本人添乗員が全行程同行し有名観光地を総花的に駆け足で回る団体ツアー(「ロンドン、パリ、ローマ8日間の旅」など)から、ガイドブック『地球の歩き方』片手のFIT(Foreign Independent Tour/個人自由旅行)に変化したことを思えば、訪日客も東京~富士山~京都・大阪の「ゴールデンルート」を貸切バスで駆け足で回るツアーから、FITに移行することが予測できたわけです。さらに政府が「観光立国」を掲げ、個人観光ビザ(査証)の発給要件緩和や積極的なプロモーションを行った結果、訪日客の国籍も中国・台湾などから東南アジア各国に多様化するとともに、FITの比率が上昇しました。
おあつらえじゃないか。
余った運転士を是非とも高速バスや路線バスに振り向けてくれ。
そっちは慢性的に人が足りないんだから。
若く能力のある運転士なら双方の利益になりますが60歳過ぎたような高齢者や
正直な話他社で問題起こした運転士が緩い条件での新免で働いているケースもあります。
彼らは恐らく失業し、平均年齢の高い路線バスも人不足は根本的には解決しないでしょう。
事故れば運転経験が浅いだの運行管理だのと、ドライバー数以上に増車申請をポンポン受理しちゃってね~、君ら国交省陸運旅客課や貨物課はバスやシャシメーカーの廻し者なのかい?
一人当たりの 旅行消費額も 激減という程 減ってないようだが、
もっと 長期的な 統計データに基づき 議論すべき
新車より高い中古車とか
中古車しか買えない零細企業って、
あまりにも無知すぎる。
数年で使い捨てなので本当にカネのない事業者は20年落ちにDPF付けたのを使っていますよ。
同業者同士(仲間内?)で融通する傾向もあるので何社も転々とする車両もあります。
新免や地方の事業者が前所有者(大手)の塗装をそのまま使って問題になる事もありますが、
前所有者が新免でそのまま使っているケースなんて言うのもしばしばあります。
復興事業では土砂禁ダンプまで新車を上回る価格で取り引きされましたがね。
て言うか復元事業みたいなもんでしょう
役人も事業主も学習できないタコ壺のタコと言うか?何度でも餌に誘惑されるんですよ
通勤途中にバス販売の保管駐車場があるのですが、この二年くらい前からバスの稼働率が全くないですね
路上から目立つところに一年前からバスのフェンダーカバーを開けて足回りやカバーでも交換でもするかのかな?と思っていたら…一年経って今に至る感じで、需要低迷で売れないんだな…と言う感じです。転売するのだろうからシッカリ管理しないと売れないだろう?と思っていましたがカバーもそのまま周辺に起きっぱなしだしありゃ深刻ですね。バスバブルの崩壊での餌食なんですかね?
そこは大手の中古車販売店ですか?
営業力や取引ルートの問題もあって需要に関係なく中古車販売業の一部は動いていないようです。
バブル期も氷河期も今に至っても廃業する業者があるというのは確かです。
ただ確かに大手と言われるところでも苦戦している様子が見えています。
需要が限られたところに集中しているのでしょうか?