正式廃止から1年、西武安比奈線はいま 半世紀前の遺構「撤去」始まる(写真17枚)

正式な廃止から1年が経過した西武安比奈線では、遺構の「撤去」が始まっています。線路沿いを歩いて取材しました。

伐採作業が行われる「池辺の森」

 いまにも列車が走って来そうな踏切跡をいくつかたどると、小さな森が現れました。廃線跡の写真集などによく登場する、通称「池辺の森」です。いまの時季は、小鳥がさえずり、まさに童話の世界。森のなかは立入禁止ですが、西側になかをのぞける場所があります。

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2009年から1年ほど、遊歩道として公開された池辺用水橋梁。ぜひこれに近い形で保存・公開してほしい(2018年4月、栗原 景撮影)。
安比奈駅跡の入口付近はNPO「こども二輪塾」のオフロードコースになっている(2017年5月、栗原 景撮影)。
ケヤキの根がレールを持ち上げている。レールがない反対側にはこのような根は見られない。左奥のケヤキ付近に分岐器が埋もれている(2018年4月、栗原 景撮影)。

 ところが、その森で伐採作業が行われていました。作業員に尋ねると、「そのうち他の場所もやるらしい」との答え。森全体を伐採するのかはわからないそうですが、池辺の森も、とうとう失われてしまうのでしょうか。

 森を抜けると、車道を隔てて池辺用水橋梁が現れます。ここは、2009(平成21)年に放送されたNHK連続テレビ小説『つばさ』のロケ地になった所で、放送当時には線路敷が散策路として公開されました。いまは立入禁止ですが、橋梁にはそのときの手すりが残っています。

 池辺用水を渡った線路跡は、入間川右岸の河川敷へ。県道114号をくぐった所からは線路跡が道として使われており、立入禁止の囲いがある場所以外は歩くことができます。ケヤキが根を張り、線路を持ち上げていました。ケヤキの根は、線路側のみ地表に露出しており、ケヤキとレールが長年戦い続けてきたことを物語っています。

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コメント

4件のコメント

  1. 跡地利用が決まってないのに樹木伐採とかどういうことなのよ

    • 現場をGoogleMapで見れば分かりますが樹木が茂っている所はごく一部です。

      あと、休止中(線路などの諸設備あり)と廃止後(線路などを撤去するので完全な未使用地になる)では固定資産税額の違いが半端ではない(数倍の差がある)のも理由の一つでしょう。田畑や雑木林や空き地だった所に戸建て住宅を含む建物が建ったり駐車場になっていたりするのは節税対策の一環でもあります(生前または遺産相続などを機に売却して手放すケースも含む)。

    • あとは飯能短絡線予定地をどうするか、ですね。

  2. 線路跡を歩くのが不法侵入だったら安比奈のヤード跡も西武建設の土地で不法侵入になるんじゃない?

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