JALが琉球泡盛を応援 ラウンジでスパークリング泡盛と20年古酒を提供

JAL(日本航空)グループは、地域活性化活動の一環として、新たに「國酒・琉球泡盛応援プロジェクト」を開始すると発表。政府の「琉球泡盛海外輸出プロジェクト」に賛同して、国内外での泡盛の普及と沖縄観光の振興を図るとしています。

JTA丸川社長「泡盛で沖縄の元気を作りたい」

 JAL(日本航空)グループは2018年5月29日(火)、地域活性化活動「新JAPAN PROJECT」の一環として、6月より「國酒・琉球泡盛応援プロジェクト」を開始すると発表しました。「國酒」とは、日本酒や焼酎などの日本古来のお酒です。

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羽田空港国際線ファーストクラスラウンジで泡盛を提供する、2018年の「泡盛の女王」(2018年5月29日、乗りものニュース編集部撮影)。 

 沖縄を拠点とするJALグループのJTA(日本トランスオーシャン航空)では、これまで地酒である泡盛の普及活動に協力して、機内販売で沖縄各地の泡盛を販売するなどしてきました。政府が泡盛に特化した「琉球泡盛海外輸出プロジェクト」を立ち上げたことにJALグループは賛同し、日本の國酒「琉球泡盛」の応援活動を展開するに至ったといいます。

 記者会見に臨んだJTAの丸川 潔社長は、次のように話しました。

「空港売店や免税売店での販売、機内誌での紹介など、JALグループのチャンネルの総力をあげて、泡盛の拡販と拡大、浸透を図って行きたいと思っています。国や沖縄県、沖縄県酒造組合、メーカーとしっかり手を携えて沖縄の元気を作って行きたいです」

 また、「琉球泡盛海外輸出プロジェクト」を担当する宮腰光寛内閣総理大臣補佐官も会見に出席し、同政策は「泡盛をもっと元気に、泡盛で沖縄をもっと元気にとの想いで、普及促進を図っています」と述べました。

 JALの「國酒・琉球泡盛応援プロジェクト」は、2018年下期にかけて様々な取り組みを進めて行くとのことです。またこのプロジェクト開始に先立ち、6月1日(金)から6月30日(土)までのあいだ、羽田空港と成田空港の国際線ファーストクラスラウンジおよびサクララウンジで、瑞泉酒造(沖縄県那覇市)の「ZUISEN LEGARE(レガーレ)」と久米仙(沖縄県久米島町)の「甕貯蔵古酒20年」(ファーストクラスラウンジのみ)を提供します。また同期間、那覇空港国内線「ダイヤモンド・プレミアムラウンジ」においても「ZUISEN LEGARE」を提供する予定です。

「ZUISEN LEGARE」はスパークリング泡盛リキュールで、「レガーレ」とはイタリア語で「結ぶ」を意味するといいます。会見に同席した瑞泉酒造の佐久本佐枝子会長は、「人を愛で結ぶ、という意味を込めています。また、パーティシーンをイメージしたラベル、炭酸を強くして、栓を開けるときの雰囲気を楽しんで欲しいとの作り手の想いも込められています」と述べました。また、久米仙の島袋昭彦専務は、「甕貯蔵古酒20年」について、「ラウンジでのくつろぎのひとときに、20年という歴史を感じながら楽しんでもらえたら」との想いで、同酒を提供したといいます。

 JALグループは期間中、機内ビデオで泡盛の歴史や文化、魅力、沖縄の食品食材の紹介も行うなどの多岐にわたるPRを通じて、国内外で沖縄の物産や観光振興を手伝っていくとしています。

【了】

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