「保安検査コンテスト」開催! 空の安全を担うプロ30人が全国から集結(写真12枚)

日本語も英語も通じない場合には、どう対応する?

 審査では、言語以外でのコミュニケーションを要する状況もありました。日本語と英語が通じない訪日外国人旅行客への対応です。チケットの提示依頼、かばんに液体物が入っていないかどうかの確認、いったんかばんを預けてほしい旨の説明などを、それぞれの保安検査員が試行錯誤し、ときに身振り手振りを交えながら、伝えていました。

Large 180613 hoan 02

拡大画像

優勝した羽田空港第2ビル勤務の全日警所属ペア(2018年6月13日、高橋亜矢子撮影)。

 JALの執行役員で空港本部長の阿部孝博さんは、閉会挨拶で、今後ますます訪日外国人が増加することを示唆。そのうえで、言語での意思疎通が困難な場合でも、ボディランゲージでコミュニケーションを図り、制限品の有無をしっかり確認していたと、コンテストに参加した保安検査員たちをたたえました。

 優勝したのは羽田空港第2ビルに勤務する全日警の齋藤秋江さんと橋本 淳さんのペア。齋藤さんは「お客さまの立場に立つこと、笑顔でいることを心掛けました」と振り返りました。

「今日は90点。残り5点は迅速さ、もう残り5点は英語をもっと学習したいと思ったので、10点マイナスしました」(齋藤さん)

 準優勝は熊本空港に勤務する、熊本空港警備の榊原野々子さんと藤川大貴(ひろき)さんのペア。3位は鹿児島空港に勤務する、鹿児島綜合警備保障の中村紅琳(あかり)さんと高嶺雄太さんのペアでした。

【了】

この記事の画像をもっと見る(12枚)

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。