キャセイがA350-1000を初受領 最長路線の香港~ワシントンD.C.直行便に投入

エアバスはキャセイパシフィック航空にA350-1000の初号機を引き渡しました。キャセイはA350-1000の2番目の運航会社となります。

長距離路線のネットワーク拡大を担う

 エアバスは2018年6月20日(水)、キャセイパシフィック航空へのA350-1000の初号機引き渡しを発表しました。キャセイはカタール航空に次ぐA350-1000の2番目の運航会社となります。

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トゥルーズ(フランス)の空港を飛び立つA350-1000型機(写真:エアバス)。

 キャセイは2018年6月現在、A350シリーズのA350-900を22機保有。A350-1000はエアバス最新の長距離用ワイドボディ機で、A350-900よりも機体が長く、40席程度キャパシティが広がります。初号機はアジア各地へのフライトを経て、9月15日(土)より開設される香港からワシントンD.C.への直行便運航に投入される予定です。香港~ワシントンD.C.線は所要およそ17時間、同社の就航路線で最長距離(約1万3121キロメートル)を飛行します。

 キャセイのカスタマー&コマース最高責任者であるポール・ルーさんはA350-1000の受領について「同型機はA350-900投入の成功に続いて、前例のないペースで長距離路線のネットワーク拡大に導いてくれるものです」とコメントしています。

 A350-1000は、エアバス最新鋭のワイドボディファミリーで、長い機体に最適化されたシャークレット、6輪の主脚、ロールス・ロイス社製トレントXWB-97エンジンを装備。エアバスは同機を世界5大陸の11会社から計168機受注しています。キャセイへ2018年中にさらに7機を納入する予定です。

【了】

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