台風、その風速が「特急電車並み」 実際どのくらいのスピードなの?

関東の風速予想は関東の私鉄特急と一致

 JRの場合、在来線特急の最高速度は130km/hです。かつては120km/hでしたが、いまは10km/h引き上げられています。今回の予想に当てはめてみると、中国地方と四国地方で予想された風速は「JR在来線特急並み」ということになるわけです。

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関東地方で予想されていた最大瞬間風速は京成スカイライナーの最高速度とほぼ一致する(2010年11月、恵 知仁撮影)。

 大手私鉄の特急の場合、京成の成田空港アクセス特急「スカイライナー」が最も速くて160km/h。これに近鉄の130km/h、東武と京急(快特)、名鉄の120km/h、阪急の115km/hが続きます。今回は偶然にも、関東地方の最大瞬間風速が、関東地方を走る「京成スカイライナー並みの速さ」と予想されたことになります。

 それ以外では、京王、小田急、東急、京阪(快速特急)、西鉄が110km/hで、阪神が106km/h、西武は105km/hです。北陸地方と九州北部地方で予想された最大瞬間風速が、この速度域と予想されました。

 こうしてみると、「特急電車並みの速さ」とは、時速に直して100km/h台の速度を表現した言葉といえます。200km/h以上で走る新幹線よりは遅いものの、十分な警戒が必要な速度であることは間違いありません。

【了】

※一部誤字を修正しました(8月9日8時59分)。

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コメント

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1件のコメント

  1. 姫路からの新快速速かったな!
    まあ、ヒーローや台風が中央特快より速く!!じゃピンとこないしねw
    ただね、八丁畷の快速の通過は怖い!昔は通過列車でも電車が来ます、としか言わなかったし