「大浦天主堂下」停留場の「下」は不要? 長崎の路面電車、13停留場を一挙改称のワケ
長崎市内を走る路面電車の停留場名が、一挙に13か所も改称されました。大きく変わった停留場名もあれば、「〇〇前」が「〇〇」だけになったという比較的軽微な変更もあります。どのような理由で改称され、どのような効果があるのでしょうか。
周辺施設名の変化も停留場名に反映
2018年8月、長崎市内を走る路面電車の長崎電気軌道で、13カ所の停留場が改称されました。駅名や停留場名が改称されることは少なくありませんが、これほど一気に改称するのはなかなか珍しいことです。
改称の目的は利用者の利便性向上です。長崎電気軌道によると、沿線の観光施設名などを停留場名とすること、停留場名と現況との乖離(かいり)を解消すること、乗り場が分かれている同名停留場を別の停留場として区別し、混乱を解消するといった目的があるといいます。たとえば、交差点を挟んで存在した「西浜町」「西浜町(アーケード入口)」停留場は、停車する系統も異なることもあり、後者が「浜町アーケード」に改称されています。
「停留場名と現況との乖離」というのは、たとえば「公会堂前」停留場の由来となった長崎公会堂が2015(平成27)年に閉館し、現在は市民会館となっていたり、「市民病院前」の市民病院も2017年にメディカルセンターへ改称されていたりする、といったことです。いずれも今回、停留場名が「市民会館」「メディカルセンター」に改称されて現況が反映されました。
この2件についてはもっと早く変更されてもよかったくらいですが、停留場の名称は、「その施設そのものに行く人」だけのためではなく、地域の目印としての役割も担っていますので、改称には慎重にだったのかもしれません。
○○前や○○下ってある意味正しい表現だろ?
別に中にあるわけでもないし。
ほかの項目は別としてわざわざ直し必要があるのか?
公共性が高いモノであるから、正確さの方を優先すべきですよね。
余りにも運行会社の自己主張強すぎ・身勝手さが顕わになっているとしか感じられない。
〇〇前・〇〇下はまさに正確に位置関係を表している一例。
逆に地元の方は熟知しているから大丈夫であっても、関係者は目的施設直近に停留所があるかと勘違い・混乱の元。
記事本文にあるけど、路線バスに限らず路面電車も地元市民の日常の足であって観光客目的の交通機関ではないし。長崎バスは〇〇下のままで路面電車は下を省くなんてのは・・・確実に勝手を知らない外来利用者の勘違いを誘発させて、バスから利用者を奪う目的もミエミエかと。
いしいひさいちの「東京の次が新東京で、その次の駅が新々東京で、さらにその次が」って皮肉な漫画をおもいだした。
長崎電気軌道の判断でまともと思えたのは、公会堂前を市民会館に変更したことだけ。これでも前を付けるべきである。他の電停においては狂気の沙汰としか言えない有様で、正しい判断ないし、適切な判断という表現は使えない実例である。
築町を新地中華街にするくらいなら、十八銀行前にした方が説得力があると思う。