ANAのA380初号機、初飛行に成功 「空飛ぶウミガメ」仏から独へ エアバス

ANAが発注したエアバスA380型機の初号機が、フランスからドイツへの初飛行に成功しました。

独で客室装備と塗装へ

 エアバスは2018年9月18日(火)、ANA(全日空)のA380型機の初号機が初飛行に成功したと発表しました。

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ANAのA380型機が初飛行に成功(画像:エアバス)。

 飛行ルートは、仏トゥールーズから独ハンブルクまでです。今後、ハンブルクにあるエアバスの工場で、客室設備の装備や機体塗装の準備に入ります。

 A380型機は現在、世界の14社が229機を運航しています。ANAホールディングスは2016年、A380型機を3機発注しました。エアバスからANAへの引き渡しは2019年春に行われ、その後、東京とホノルル(米ハワイ)を結ぶ路線に就航する予定です。ANAはA380型機を運航する日本で初めての航空会社になります。

 A380型機は世界最大を誇る総2階建ての旅客機です。ANAは、ドアを装備した日本初の個室型ファーストクラスなど全520席を設定。機体デザインは、ハワイで神聖な生き物とされるウミガメをモチーフにしたもので、「空飛ぶウミガメ」の意味を持つ「FLYING HONU」が愛称として付けられます。

【了】

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コメント

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1件のコメント

  1. 乗降・清掃の時間短縮と費用対効果も含めて羽田~札幌便に使用出来れば利用者の、北海道新幹線札幌駅延伸開業前に先手を打つ形での、逸走阻止が可能なのではかと思うけど羽田~札幌便に羽田~伊丹便レベルの需要があるかどうかが気になる。無いとするとA380の国内線での運航の可能性はゼロに等しいでしょうね。対大阪では関空着発限定で確実に不利ですし。引退まで運航スケジュールに余裕のある国際線限定かな。