自動改札機を通れるきっぷ、通れないきっぷ そのチェックポイントは

通れるようで通れないきっぷも

 それでは、裏が茶色か黒なら必ず通れるかといえば、そうでもありません。きっぷの利用区間から外れた駅で降りようとしたり、きっぷの有効期間が切れていたりすれば、もちろん通れません。ところが、利用区間も有効期間も問題ないはずなのに「ピンポーン」が鳴ることもあります。

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昔ながらの硬券は自動改札機に対応していない(2018年9月、草町義和撮影)。

 多くの場合、自動改札機による入場記録がないきっぷは、裏が茶色や黒であっても下車駅の自動改札機をそのまま通ることができません。たとえば、自動改札機がない駅で駅員のいる改札を受け、列車に乗ったケースがこれにあたります。

 JRの場合、企画きっぷやフリーきっぷは自動改札機を通れたり通れなかったりします。基本的には通常のきっぷより横に長いきっぷは通れません。「青春18きっぷ」や「秋の乗り放題パス」がこれに該当します。こうしたきっぷには、券面に「へそマーク」(上下にやや長い丸印のなかに×印が描かれたもの)が描かれていたり、「自動改札機は使えません」という案内が記されています。

 新幹線の自動改札機は、特急券だけ投入してもゲートは開きません。乗車券と特急券の2枚を同時に投入するか、あるいは乗車券と特急券が一体になったきっぷ1枚を投入する必要があります。

 このように、自動改札機で使えるきっぷと使えないきっぷは、見た目だけでは判断できない場合があります。「裏が黒いきっぷは○、白いきっぷは×」という原則を覚えておけば、「ピンポーン」で恥ずかしい思いをすることはほとんどありませんが、フリーきっぷなどを使うときはきっぷの案内を読んだり、駅員に自動改札機を使えるかどうか確認するのがいいでしょう。

【了】

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コメント

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3件のコメント

  1. こんなつまらん記事ばっかり書いて恥ずかしくないの?

    • そんな名前の奴に言われたくねぇわ

  2. JR九州の新幹線、在来線共に乗車駅情報がなくても降車駅の自動改札機を通過できます。
    しかし、これはいくつか弊害があります
    1、乗継ぎの場合、キセルが可能
    2、乗車駅からIC乗車しても降車駅で紙キップを通すと通過できるが、IC下車記録がなされない
    3、往復切符で往路下車駅で復路キップを投入すると通過してしまう