次世代新幹線N700S「最大の特徴」の走行試験開始 8両で東海道を走り、そして世界へ?(写真14枚)

次世代「ドクターイエロー」は新型のN700Sで?

 ちなみに、JR東海の上野副本部長は、「ドクターイエロー」も7両編成だが、N700Sはその長さにも対応しやすいとコメント。とはいえまだ何も決まっていないそうですけれども、仮に7両編成の「ドクターイエロー」を将来、製造しようと考えた場合、N700Sベースだと、少なくとも編成の柔軟性の点でやりやすいのは確かでしょう。次世代「ドクターイエロー」が登場する可能性自体、現時点では不明ではありますが。なお現在の923形「ドクターイエロー」は、700系新幹線をベースに、2000(平成12)年に登場しました。

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700系をベースにしている現在の923形「ドクターイエロー」(2018年9月、恵 知仁撮影)。

 またN700Sの8両編成による走行試験は、2018年10月10日から約2か月の予定でスタート。その後、長期耐久試験などが行われたのち、2020年度の営業運転開始が予定されています。

【了】

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Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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