新幹線のお医者さん「ドクターイエロー」車内どうなっている? 検測台、そして流し台!?(写真28枚)

270km/hで走りながら線路を検査する9923形新幹線電気軌道総合試験車「ドクターイエロー」。「こだま」などの700系をベースに製造されていますが、車内はだいぶ違いました。7両編成の各車両に“能力”があり、資材輸送も可能です。

7両編成、それぞれの車両に「能力」

東海道・山陽新幹線のお医者さん「ドクターイエロー」。700系がベースだが、車内はだいぶ違う(1分34秒)。

 270km/hで走りながら線路を点検できることから、「新幹線のお医者さん」と呼ばれる923形新幹線電気軌道総合試験車「ドクターイエロー」。「こだま」などに使われている700系電車をベースに製造されていますが、車内へ潜入したところ、だいぶ違いました。

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モニターが並ぶ923形「ドクターイエロー」1号車の車内(2017年10月14日、恵 知仁撮影)。

「ドクターイエロー」は7両編成。1両ごとに“能力”が異なります。

 1号車には「電気検測室」。電気や信号、通信関係の測定台があり、モニターに出る測定結果を検測員がチェックしながら走行します。車内には電気学会による「ドクターイエロー」の「でんきの礎」顕彰状も。

 電気設備の測定データを製作する「高圧室」などがある2号車を通り、3号車へ入ると、車内に階段が出現。パンタグラフなどをチェックできる、屋根部分に設けられた「観測ドーム」です。そこにあるカメラの映像は、1号車「電気検測室」のモニターに送信。ワイパーなどのスイッチもあります。

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コメント

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1件のコメント

  1. 実際阪神大震災のとき、先代ドクターイエローが資材を阪神地区に輸送してる。