都心~臨海部の交通機関名「東京BRT」に デザインは「臨海ブルー」「江戸紫」など3案

東京都心と臨海地域を結ぶ新しい交通機関の名称が「東京BRT」に決定しました。今回はこの東京BRTのデザイン3案について、意見募集が行われます。

2020年度にプレ運行開始へ

 東京都都市整備局は2018年11月8日(木)、都心と臨海地域を結ぶ新しい交通機関、BRT(バス高速輸送システム)について、名称を「東京BRT」にするとともに、デザイン案への意見を募集すると発表しました。

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デザイン案Aのシンボルカラー「レインボー」と連節バスの外観イメージ(画像:東京都)。

 名称は2018年8月から9月にかけて公募し、428件の応募がありました。結果、「東京BRT」「TOKYO BRT」「TOKYO・BRT」が合わせて23件で最多に。さらに「東京りんかいBRT」「東京臨海BRT」「TOKYO臨海BRT」(計5件)、「東京ベイナイナー」「tokyo-bayliner」「東京ベイライン」「トーキョーベイライン」(4件)などの案が寄せられました。

 決定した名称「東京BRT」について東京都は、「応募数が最も多かった名称(23件)であり、『シンプルで分かりやすい』『誰でも覚えられる』『外国人にも理解されやすい』等のご意見を踏まえ、東京の新しい公共交通機関に相応しく分かりやすい名称として決定しました」と説明しています。

 デザインは3案が示されました。レインボーカラーで「地域を『つなぐ』」イメージのA案、「臨海ブルー」を基調とした「新しい価値が『広がる』」イメージのB案、江戸紫をシンボルカラーとし「都心と臨海地域が『響きあう』」イメージのC案です。

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デザイン案Bのシンボルカラー「臨海ブルー」と連節バスの外観イメージ(画像:東京都)。
デザイン案Cのシンボルカラー「江戸紫」と連節バスの外観イメージ(画像:東京都)。
デザイン案Aのシンクボルマーク。2点をつなぐ多様な色の線で表現(画像:東京都)。

 これらのなかから、ふさわしいと思うデザイン案とその理由について、東京都が意見を募集。受付は東京都ウェブサイトや電子メール、FAX、郵送で行います。11月25日(日)に締め切り、結果は2019年1月ごろに発表する予定です。

 東京都は運行事業者の京成バス(千葉県市川市)とともに、都心と臨海地域を結ぶ「東京BRT」の運行を計画しています。2020年度から虎ノ門~晴海二丁目間でプレ運行を開始し、オリンピック後は豊洲駅や東京テレポート駅方面に路線を伸ばす予定です。

【了】

※誤字を修正しました(11月12日15時30分)。

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コメント

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1件のコメント

  1. 大阪市内の埋め立て地、咲洲(さきしま)、舞洲(まいしま)、夢洲(ゆめしま)で環状バスとして運行して欲しいです。