都心から羽田空港へ直通20周年 ターミナルビル乗り入れで京急はどう変わったか(写真28枚)

京急空港線が羽田空港のターミナルビル乗り入れを実現してから20年がたちました。それまで東京と横浜という関東の二大都市や三浦半島の観光輸送を担ってきた京急は、空港線の開業でどう変化したのでしょうか。

新たなライバルに「引き上げ線」で対抗か

 このほか、最近は羽田空港「再国際化」に伴い、関東の各地から羽田空港に直通するリムジンバスが増え、競争がさらに激化しています。逆にいえば競争が激化したことで羽田アクセスの利便性が向上したともいえます。その原動力のひとつとして羽田の「再国際化」が挙げられるかもしれません。

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羽田空港国内線ターミナル駅の線路の終端。さらに線路を伸ばして引き上げ線を整備する構想がある(2018年11月18日、草町義和撮影)。

 近年は訪日外国人観光客が増加し、「再国際化」された羽田空港の利用者も増えています。そのため、羽田空港へのアクセス輸送もパンクしてしまうのではないかと懸念されるようになりました。

 こうしたこともあって、2013(平成25)年にはJR東日本の羽田空港アクセス線構想が浮上。2015年に交通政策審議会が答申した東京圏の都市鉄道の基本計画でも、羽田空港アクセス線の整備が盛り込まれました。早ければ2028年にも実現するといわれています。

 この路線が完成すれば、京急線にも大きな影響があるでしょう。しかし、京急空港線は輸送力が限界に近づきつつあります。たとえばJRに対抗するために列車を増やそうと思っても、そう簡単には増やせません。

 京急の原田社長はトークショーで「羽田空港国内線ターミナル駅から線路を約200m東に伸ばし、引き上げ線を整備したいと思います」と話しました。引き上げ線を建設すると折り返し運転の準備を引き上げ線で行うことが可能。すぐにホームを空けて次の列車が入れるようになり、列車を増発しやすくなります。

 トークショー終了後の記者会見では「建設は可能ですが、ターミナルビルや滑走路の下に地下トンネルを建設するため、大勢の関係者と調整しなくてはなりません」と述べ、実現には時間がかかる見込みを示しました。その一方で原田社長は「できるだけ早く整備したいと考えています」とも話し、引き上げ線の整備に強い意欲を示しました。今後の動きが注目されます。

【了】

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コメント

1件のコメント

  1. 引き上げ線には「作るけど使わない」と言う役立て方もある。

    終点の駅ではホームの先に過走余裕が有るか無いかで進入速度の制限が大きく変化するから。

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