日本初の「劇場専用船」2019年春誕生へ 既存フェリーを改造、国交省が技術支援

日本初の劇場専用船「STU48号」への改造工事が、広島県尾道市内で進んでいます。

既存のフェリーを劇場船に改造

 既存のフェリーを「劇場船」に改造し、観光資源に活用しようとする取り組みが進んでいます。国土交通省は2018年11月20日(火)、日本初の劇場専用船「STU48号」が2019年春に完成予定と発表しました。

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「STU48」のメンバー、福田朱里さんが船舶の改造工事を見学(画像:国土交通省)。

「STU48」は、瀬戸内を拠点とするアイドルグループです。国土交通省などが推進する「C to Seaプロジェクト」のアンバサダーを2018年2月から務めています。同プロジェクトは、海や船への興味や関心をより一層高めてもらうとともに、海洋レジャーの市場拡大と国民の接点を拡大していくことを目的とした取り組みです。

「STU48号」への改造工事は、広島県尾道市のジャパンマリンユナイテッド因島工場で進められています。前例のない工事であることから、国土交通省は、特殊な仕様を元に十分な安全性が担保されるよう、船の基本設計について技術的な支援を行ってきました。

 11月10日(土)には劇場部分の一部となる上部構造体を搭載。今後も内装工事や各種検査、承認を行い、2019年春に完成を迎える予定です。

【了】

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1件のコメント

  1. 本当に専用劇場の船を建造するのですね。

    しかし採算割れして失敗する可能性が高いと思いますが・・・・