南海の特急が大変化!ついに「新形式車両」が登場へ 古い車両は見納めに!?
ついに「新形式」が登場します。
特急「サザン」用の新車は新形式に
南海電鉄は2025年3月31日(月)、「NANKAIグループ中期経営計画 2025-2027」を策定したと発表。その中で、特急「サザン」を2027年度末から新型車両に更新することを明らかにしました。

特急「サザン」は、難波~和歌山市・和歌山港間で運転されている列車。なんば側の4両は自由席車両で、運賃のみで乗車可能ですが、和歌山市駅側の4両は座席指定車両で、乗車には別料金が必要です。自由席車両(通勤形)と座席指定車両(特急形)が連結して走る、全国的にも珍しい特急です。
現行の座席指定車両は、1985年に登場した10000系と、2011年に登場した12000系「サザン・プレミアム」の2種類があり、10000系は登場から約40年が経過しています。
南海電鉄は新たな「サザン」用の車両について、12000系の増備ではなく「新形式となる予定」(総務広報部)と話します。
中期経営計画にはこのほか、「インバウンドを含む、多様なお客さまが快適に利用できる車両」を40両導入することや、難波と高野山を結ぶ観光列車を2026年春に導入することなども盛り込まれています。
南海電鉄によると、「インバウンドを含む、多様なお客さまが快適に利用できる車両」は、増備が進む既存の通勤形車両(8300系)を指すとのこと。高野線の観光列車については、「『天空』の後継となる車両を導入する予定です」(同)としています。
サザン自体は40年だが、下回りはその前の「四国号」からの流用だし。