機内安全ビデオ、見てますか? ANA「歌舞伎」新ビデオ導入の背景 ANA海外での課題も(写真20枚)

飛行機の離陸前に放映される機内安全ビデオ、航空会社にとって「見てもらうこと」が重要です。ANAが新ビデオに「歌舞伎」を採用した背景には、その課題に対する工夫と、ANAの世界に対する狙いがありました。

3年10ヶ月ぶりの変更

「歌舞伎」をテーマにしたANAの新機内安全ビデオ、その工夫とは(55秒)。

 離陸前に放映される機内安全ビデオを、ANA(全日空)が一新します。テーマは日本の伝統芸能である「歌舞伎」。松竹の全面協力と歌舞伎俳優の尾上松也さん監修により、「六方(ろっぽう)」や「見得(みえ)」といったその要素が盛り込まれました。国内線は2018年12月1日(土)から、国際線は2019年1月1日(火・祝)から「歌舞伎バージョン」になります。

 機内安全ビデオの変更は、主に航空法が改定された際(乗客に伝えるべき内容が変更されたとき)などに行われますが、今回は異なります。2017年度より、「安全と品質・サービスの総点検」に取り組んでいるANA。「機内での安全に関わる大切な情報を伝える」という重要な役割がある機内安全ビデオについても、より分かりやすくし、確実に乗客へ伝えるとともに、興味を持って見てもらえたら、という思いから今回、変更に至ったそうです。

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撮影現場で、映像を確認する歌舞伎役者とANAの客室乗務員(2018年9月、恵 知仁撮影)。

 またANAによると、こうした背景に加えて「ブランディング」(認知度やイメージの向上)も狙いのひとつだそうです。海外において「ANA(All Nippon Airways)」という名前だけではどこの国の航空会社か分かりづらい、日本の航空会社として認知してもらいづらい、という状況もまだあるとのこと。そこで、海外において「日本」を象徴するひとつとして知られている「歌舞伎」をテーマにした機内安全ビデオにすることで、高品質な日本のエアラインであることを広く伝え、より浸透させたいという狙いもあるといいます。

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上から落ちてきた酸素マスク。
可愛らしい子役と脱出の撮影。
ANAの阿瀬尚行さん。

 訪日客が増加しているいま、こうした「日本」らしい機内安全ビデオは、ANA、そして「日本」に、より興味を持ってもらうためのツールになると、また日本人にとっても「日本」の魅力を再認識できる機会になればと、ANA CS&プロダクト・サービス室の室長でブランド戦略部の部長である阿瀬尚行さんは話します。

 ちなみにANAは、歌舞伎座のオフィシャルパートナー。また、現在のANA機内安全ビデオは2015年2月1日、客室乗務員の制服変更にともなって導入されたものです。

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コメント

1件のコメント

  1. BAはTVタレントを多数出演させてる。Mr ビーンとか。何度見ても面白い。