消えた「指詰め注意」 関西の電車で見られたドアステッカーの文言、なぜ変化

列車やバスのドア周りには「開くドアにご注意」などといった注意喚起のステッカーが貼られていますが、関西を中心に、かつては「指詰め注意」といった文言が多く使われていました。このような文言を使ったステッカー、いまや風前の灯火です。

やはり分かりづらかった?

「ひらくドアにご注意」などと書かれたステッカーが、電車のドアに貼られていることがありますが、かつては関西を中心に、ある独特な文言のステッカーが使われていました。

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京都バスが使用している「指づめにご注意」のドアステッカー(画像:京都バス)。

 それは、「指詰め注意」というもの。『大辞泉』(小学館)によると、「詰める」は、モノを隙間なく入れる、短くするといった意味のほか、「挟み込む」の意味があるとのこと。たとえば兵庫県西宮市が発行する「父子手帳」では、赤ちゃんの「引き戸の指詰めに注意」といった表現が使われているなど、関西では日常のなかで「指詰め」という言葉が使われることがあるようです。

 大阪市営地下鉄(現・大阪メトロ)でもかつては「指詰め」といった表現でしたが、1986(昭和61)年から「ひらくドアにごちゅうい」に変更。「より広く分かりやすい表現にしました」とのこと。阪神電車でも、現在では「指詰め」は使っておらず、手の絵と「とびらにご注意」という文言が描かれたステッカーになっているといいます。

 いま、「指詰め」といった文言のドアステッカーは、関西の鉄道では見られなくなっています。関西の鉄道事業者からなる関西鉄道協会によると、事業者間で一斉に表現を改めたような動きはなく、それぞれの判断で変わっていったのではないかとのこと。ドアステッカーは広告付きのものもありますが、スポンサーの変更などを契機に、デザインや文言が見直されてなくなるケースもあったのではないか、といいます。

 ちなみに、四国の高松琴平電鉄でもかつて「指詰め」のステッカーが使われていましたが、広告デザインの変更を機に、「ドアに注意」「手をはさまないでネ!」といった文言のステッカーに置き換わっていったそうです。

 そのようななか、「指づめにご注意」という文言のステッカーを使い続けている交通事業者もあります。京都市を中心に路線を持つ京都バスです。

 同社によると、昔から使用しているもので、「指に注意すべきことが直感的にわかりやすいですし、文言についてお客様からご指摘を受けるようなこともありません」とのこと。変更の予定はないといいます。

【了】

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コメント

4件のコメント

  1. 某スーパーでも「指づめに注意」のステッカーはある。
    決してわかりづらいと言うことはない。

  2. 物腰柔らかくしてからの、結果舐められて警戒色貼りまくりだとすると何だかなー。

  3. 将来はインバウンド客のことを考えてピクトグラム化が進むんだろうな

  4. 子供の時は泣いたなあ