「ふるさと納税」でローカル線を守れ! 列車貸切、社長DJ…あの手この手のアイディア
「ふるさと納税」の寄付金は、その地域の鉄道の運営や維持にも生かされています。なかには、ちょっと珍しい鉄道グッズやサービスが、納税者への「返礼品」として用意されているケースもあります。
寄付しながら鉄道を応援! 「ふるさと納税」と鉄道
納税者が任意の自治体に寄付できる「ふるさと納税」の制度は、2008(平成20)年に創設されました。寄付額のうち一定の金額は税金の控除対象となり、寄付に対して様々な「返礼品」も受け取れるとあって、2018年度には約300万人が利用しています。
この制度では、各自治体が寄付金の「使い道」を明記しており、地域の鉄道を応援できる場合があります。多くの場合、集められた寄付金は鉄道をはじめ様々な事業へ分配されますが、なかには納税者が寄付金の使途を指定できるケースも。たとえば岩手県のふるさと納税で「三陸鉄道の活性化・利用促進等への支援」と指定すれば、納めた額はそのまま三陸鉄道関連の事業に使われることとなるのです。
岩手県のふるさと納税では、1万円以上寄付すると、「三鉄オーナー」の会員証とともに、様々なグッズがもらえたり特典が受けられたりします。さらに、5万円以上の寄付で「車両の運転体験」という特典も。このほか、実際に使われていたレールを組み込んだ「オーナーズプレート」なども選べるようになっています。
鳥取県八頭(やず)町では地元の第三セクター、若桜鉄道の支援に寄付金の使途を指定できます。返礼品には地域のグルメなどにまじって、100万円の寄付で若桜鉄道の「貸切ブライダル列車で結婚式」というものも。使用する車両は、JR九州などの車両デザインを手掛ける水戸岡鋭治さんがデザインした「観光列車・昭和」で、町長も式に立ち合うという力の入れようです。
この八頭町の「ブライダル列車」は、ひと組限定の返礼品ですが、2018年12月18日時点でまだ選択可能。運行日は「大安」の2019年3月16日(土)です。過去に「ブライダル列車」が運行された際には、地域住民総出でお祝いしたといいます。
北海道及び道内の自治体はふるさと納税の使い道としてJR北海道の維持困難路線の存続にふるさと納税を充ててほしい!!!
根室本線のふるさと納税は自分も寄付した!
国税庁へお願い。
自治体だけでなく鉄道会社そのものも制度の対象に加えて欲しいです。