「ふるさと納税」でローカル線を守れ! 列車貸切、社長DJ…あの手この手のアイディア
小田急「ロマンスカー」や「成田エクスプレス」貸切も!?
ふるさと納税の返礼品として「列車の貸切」を提供する自治体は年々増えており、あの手この手で特色を出そうとしています。レトロな車両の貸切(前橋市の上毛電鉄「デハ101」貸切など)や、畳敷きのあるお座敷列車の貸切(高知県四万十市における土佐くろしお鉄道の列車貸切など)といったケースのほか、かつて首都圏で活躍していた特急列車の貸切を行っているところも。
それが長野市の返礼品「長野電鉄の特急車両貸切」です。長野電鉄の特急「ゆけむり」(元・小田急ロマンスカー「HiSE」)、または「スノーモンキー」(元・JR東日本「成田エクスプレス」)を選ぶことができます。寄付額は運行区間によって異なりますが、20万円から26万7000円で、かつての小田急「ロマンスカー」や「成田エクスプレス」を個人で貸し切ることができるのです。ただし、どちらも1編成の車両数は首都圏で走っていたときより短くなっています。
「列車の貸切」という返礼品のなかで異彩を放っているのが、千葉県銚子市が提供する銚子電鉄の貸切プラン。銚子電鉄ではふだんから個人による列車貸切をウェブサイトなどで受け付けていますが、銚子市の「ふるさと納税限定パック」では、同社社長の竹本勝紀さん自らが列車を運転し、道中の名所や見所を「DJ風」に案内してくれます。23万円(「DJ」なしの運行は18万2000円)の寄付で催行でき、寄付の用途を「銚子電気鉄道応援事業」に指定することもできます。
なお「DJ」とは「ドン引きする冗談」の略とのこと。2017年に銚子市で「鯖サミット」(各地のサバが味わえる食のイベント)が開催された際に運行された「3843(鯖読み)号」でも、「砂漠で鯖を売りサバく」「鯖威張る電鉄(サバイバルな経営状況にかけて)」などといった社長のジョークが炸裂したそうです。
北海道及び道内の自治体はふるさと納税の使い道としてJR北海道の維持困難路線の存続にふるさと納税を充ててほしい!!!
根室本線のふるさと納税は自分も寄付した!
国税庁へお願い。
自治体だけでなく鉄道会社そのものも制度の対象に加えて欲しいです。