「温かい駅弁」NGのワケ 現代の駅弁は「冷やす」がポイント 昔と大きく変化(写真24枚)

いろいろ計算されている、サンドイッチの肉の厚さ

 ジェイアール東海パッセンジャーズによると、こうして「冷却」された駅弁は、工場から温度管理をした状態で駅などへ配送。もしそのとき、輸送容器に蓄冷材が入っていないなどの不備があったら、工場へ戻すといいます。

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衛生的な観点から、フィルムで包んで工場から出荷しているのも、ジェイアール東海パッセンジャーズの駅弁の特徴(2018年12月、恵 知仁撮影)。

 また「駅弁開発の苦労」のひとつに、「隙間」もあるそうです。大荷物を抱え、駅売店でお弁当を購入して、ホームにあがって、列車に乗り込んで……となると、水平を保ったままそれを運ぶのは、簡単ではありません。このとき、駅弁の容器の中に隙間があると、盛り付けが崩れてしまうのです。

「もう一品入れればピッタリ!」だとしても、そうすると原価が上昇、販売価格が高くなってしまう……というジレンマがあり、いろいろと工夫しているとのこと。たとえばサンドイッチでは、容器のサイズへピッタリになるよう、肉厚を調整することもあるといいます。

 ちなみに、東海道新幹線の座席ポケットに車内販売の案内が置かれていないのは、新大阪駅から西側の山陽新幹線区間とで、車内販売の担当会社が変わるため。乗務しているパーサーから、メニューをもらうことができます。

【了】

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Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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コメント

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2件のコメント

  1. うーん。。。個人的には温かいお弁当がいいかなと思います。駅ビルで買い込んでから新幹線に乗ります。温かいと消化にもいいですし、気持ちも落ち着きます。コンビニのポプラのお弁当じゃないですが、おかずは冷蔵でも直前に温かいご飯詰めてくれればなぁと思います。

  2. その割りにはサッパリ美味くねえな。
    中身も使い回しの似たり寄ったり、パッケージが変わっただけのような。

    買わない。デパ地下で揃えてから乗る。