【動画】速報! 2019年「飛行機の初日の出」 ANA2019便、上空4000mの富士山&ご来光(写真24枚)
ANAが「初日の出フライト」を実施。初日の出を飛行機の機内から拝むものですが、「飛んでいる飛行機の機内」ならではの特徴が、いろいろとありました。
富士山より高いところから、富士山込みの初日の出
2019年1月1日(火・祝)の夜明け前、5時半すぎにANA2019便が羽田空港を出発しました。雲の上からの初日の出を楽しむため運航された、ANA(全日空)の「初日の出フライト」です。
ANA2019便は富士山の北西側、長野県駒ヶ根市上空へ飛行。そして6時45分すぎ、差し込む強い光で機内が明るくなりました。「初日の出」です。富士山の北西およそ80kmに飛行機がいて、南東に太陽が昇っている、という位置関係。飛行機の窓には、初日の出と富士山が共演しています。
「初日の出フライト」は、雲の上にいるため「曇っていて見えない」がないほか、高いところ(今回は高度およそ4000m〈約1万3000フィート〉)から眺めるので、地上(本土の平地)より早く初日の出を拝めることがある、という特徴があります。
2019年1月1日(火・祝)の日の出時刻は、今回の「ANA2019便、初日の出鑑賞ポイント」が6時44分だったのに対し、本土の平地でもっとも早い犬吠埼(千葉県銚子市)は6時46分でした(今回のフライトでは、地表側に雲があったため、上空から初日の出が実際に顔を出したのは6時48分ごろ)。
また1月1日の午前4時ごろに羽田空港へ行き、飛行機に乗って初日の出を拝むという体験自体も、正月らしさ、非日常性を高めてくれるかもしれません。ANAの平子裕志社長も同乗し、搭乗証明書の配布などを行いました。
なお飛行機は、富士山の北西側で何度か旋回しています。左右両側で、ご来光を拝めるようにするためです。
参加費(2名分)は、窓側席を含む場合で10万円、含まない場合で7万円(お土産やお弁当代などを含む)。発売からほどなく完売したそうです。ANAの「初日の出フライト」は、今回で19回目になります。
【了】
Writer: 恵 知仁(乗りものライター)
鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。
コメント