ZOZO前澤社長乗せて月を目指す「スターシップ」 完成したテスト機はどんな船?

再利用可能な「スターシップ」、将来は火星へも

 スペースXは以前より、超大型ロケットの構想を膨らませていました。最初「ITS(Interplanetary Transport System)」と呼ばれていたこのロケットは、「BFR(Big Falcon Rocket)」と名前を変え、前澤氏とイーロン・マスク氏の計画発表段階では「BFR」と呼ばれていました。そして2019年1月現在、その名称は「スターシップ」となっています。

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建造中のテストロケット(画像:スペースX)。

「スターシップ」は2段式のロケットで、下段のブースター部分が「スーパー・ヘビー(Super Heavy)」、上段の宇宙船部分が「スターシップ」と呼ばれています。

「スーパー・ヘビー」と「スターシップ」は、どちらも推進用のエンジンを持ち、さらにエンジン噴射を利用して地上やほかの天体に着陸することができます。加えて、着陸したブースターや宇宙船を何度も再利用することで、その運用コストを抑える予定です。

 この「スターシップ」は月旅行だけでなく、人工衛星の打ち上げから国際宇宙ステーション(ISS)への補給任務、さらには月や火星など、太陽系の天体の開拓にも利用される予定です。実際に、イーロン・マスク氏は「スターシップ」を利用した、火星への移植計画についても言及しています。

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コメント

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1件のコメント

  1. ただ実際問題あのロケットの安っぽさ云々以前に、訓練のない人間が発射のGに耐えられるのかな?