「フェリー泊」世界的に注目 宿泊予約サイトで乗船券販売、日本でも 名門大洋が開始

名門大洋フェリーが国内で初めて、宿泊予約サイトを通じて夜行フェリー船室の直接販売を開始。世界的には珍しくなく、広がっている方法で、フェリー会社にとっても利用者にとっても、メリットがありそうです。

「1泊2日2食付きプラン」として

 オランダを拠点とする世界的な宿泊予約サイト「ブッキング・ドットコム」が、2019年1月15日(火)から、大阪南港と北九州の新門司港を結ぶ名門大洋フェリーの「宿泊予約」を開始しました。フェリーの宿泊施設を宿泊予約サイトで直接販売するのは、国内で初めてだといいます。

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名門大洋フェリー「フェリーきたきゅうしゅうII」(画像:名門大洋フェリー)。

「ブッキング・ドットコム」では名門大洋フェリーの2等洋室「ツーリスト」に、朝食と夕食およびフェイスタオル、ボディウォッシュタオルのアメニティがついたプランを販売。料金は船により大人1泊6980円または8720円(いずれも税込みの通常期料金。四半期ごと改定)です。名門大洋フェリーに詳しく話を聞きました。

――なぜ宿泊予約サイトである「ブッキング・ドットコム」で販売を開始したのでしょうか?

 もともと「ブッキング・ドットコム」さんからご提案いただきました。当社では多言語対応のウェブサイトを2018年に開設するなど、外国のお客様向けの対応に力を入れており、実際にサイト開設以降、予約も増えています。近年は訪日客の旅行も団体から個人旅行へとシフトしていることもあり、世界中で利用されている「ブッキング・ドットコム」さんと提携することで、さらに多くのお客様にご利用いただけると考えています。

――2等洋室「ツーリスト」のみ提供するのはなぜでしょうか?

「ツーリスト」は部屋数も多く、これまでも外国のお客様によくご利用いただいていたため、まずはこのクラスから販売を始めることとしました。2段寝台の相部屋ながら、1段ずつ個室空間が確保されているというもので、当社船では2等の大部屋「エコノミー」の次にリーズナブルなクラスです。

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