徹底解説! 西鉄6050形「ザ・レール・キッチン・チクゴ」(写真45枚)

西鉄が天神大牟田線で観光列車「ザ・レール・キッチン・チクゴ」の運転を始めます。車両は通勤用の6050形電車を改造。4両編成を3両編成に減らし、ドアの数も変更しました。車体の内外装に加え、走行装置も大きく変化しています。

改造前より1両減って3両編成に

「ザ・レール・キッチン・チクゴ」用の車両として改造されたのは、6050形の6053編成です。

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1両減って3両編成になった6053編成(2019年2月1日、草町義和撮影)。

 この6053編成は、ク6053+モ6253+モ6353+ク6553の4両編成で、1996(平成8)年に川崎重工業で製造されました。両端のク6053とク6553が運転台の付いた車両で、中間のモ6253とモ6353はモーターを搭載している車両です。「チクゴ」への改造にあたってはモ6253を抜いて、ク6053(1号車)+モ6353(2号車)+ク6553(3号車)の3両編成に変更されました。車両番号は変更されていません。

 車体の改造は、骨組みだけを残して外板を張り替えるという、大規模なものとなりました。先頭部の窓は改造前と同じ配置ですが、中央の貫通ドアがなくなっています。側面のドアも減少。元々、1両に片側4か所の両開きドアがありましたが、1号車と3号車は両開きドアが片側2か所、2号車は片開きドアが片側2か所にされました。ドアの脇にあるボタンで開け閉めできる半自動式を採用しています。

 外装のデザインはテーブルクロスをイメージしてまとめたといい、白をベースに赤色のチェック柄を入れたのが特徴。窓も格子状になりました。

 編成両端の1号車と3号車は、大きなテーブルを設けたダイニング席。座席定員は各22人です。車内は沿線の伝統工芸品で装飾されており、天井は八女の竹を使った竹編みを使用。テーブルやいす、建具は「家具の街」として知られる大川で製作されました。壁や床の一部には城島瓦や、線路に敷かれている石(バラスト)を砕いて作ったタイル、筑後川の流れなど沿線の情景をモチーフにしたデザイン画が用いられています。

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1号車のダイニング席。テーブルやいすは大川の家具が使われている。
天井は八女の竹編みで装飾されている。
1号車のトイレはバリアフリーに対応。

 このほか、1号車と3号車には西鉄の鉄道車両としては初めてとなるトイレを設置。このうち1号車は、バリアフリーに対応した大型多目的トイレで、車いすでも利用できるようになりました。

【写真】1~3号車の外観・車内を詳しく!

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