残り少ない485系特急形電車貨物線を多数経由し両国発、品川行きそのルートとは？

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かつては各地で見られたものの、もはや定期列車としては走っていない「国鉄特急」を代表する車両のひとつ、485系特急形電車。この485系のお座敷列車「華」で、普段は乗れない貨物線を楽しむツアーを企画しました。

もはや定期列車はなし

「国鉄特急」を代表する車両のひとつ、485系特急形電車。架線に流れる電気が、直流1500Vでも、交流20000Vの50Hzでも60Hzでも走行可能な「3電源対応」という特徴から、かつては日本各地でその走行が見られたものです。1453両が製造されました。

　しかし、デビューからすでに半世紀。残る車両はごくわずかで、定期列車としては走っていません。また、2019年9月末には残っているうちのひとつ、JR東日本新潟支社の観光列車「きらきらうえつ」の485系が引退すると報じられています。

「乗りものニュース」は今回、TBSラジオと共同で、この残り少なくなった485系に乗車する「TBSラジオ×乗りものニュースPresents 485系・お座敷列車「華」で貨物線体験！首都圏乗り通し日帰りツアー」を企画しました（主催はビッグホリデー）。

　使用する車両はその名の通り、JR東日本高崎車両センター所属の485系「華」。お座敷列車に改造された、全車グリーン車扱いの車両です。

　まず、「TBSラジオ×乗りものニュース」の団体列車ツアーらしいポイントをご紹介します。

・TBSラジオ「乗りものニュース1155」（毎週日曜の午前11時55分より放送）に出演する“女子鉄アナウンサー”久野知美と、「乗りものニュース」編集長の恵知仁が乗車。

・鉄道ファンとしてのTV出演も多い、ホリプロの南田裕介マネジャーが特別ゲストとして乗車（根府川駅まで）。

・車内でラジオの公開録音を実施。収録風景に触れられるほか、番組に出演できる可能性もあるかも（「番組」とは、「乗りものニュース1155」の番組本編と、インターネットのみで聞ける「ラジオクラウド」のこと）。

・車内放送で南田、久野、恵が見どころをご紹介。

　列車の始発駅は、総武本線の両国駅（東京都墨田区）で、終着駅は東海道本線の品川駅（東京都港区）。まっすぐ行けば20分ほどで着いてしまいますが、もちろん、そんなことはありません。普段は乗れない貨物線を、多数通過します。

　列車は始発の両国駅を、10時15分ごろに発車。新金貨物線経由で常磐線に抜け、武蔵野線に入って、そのまま武蔵野貨物線、東海道貨物線を走行し、根府川駅（神奈川県小田原市）に到着します。

　ここで列車は折り返し、東海道貨物線と根岸線、そして貨物線の高島線経由で、終点の品川駅へ18時ごろ到着。8時間近く、「485系」「団体列車」「お座敷列車」「貨物線」の旅を楽しむことが可能です。途中の東海道貨物線では、車窓に相鉄新横浜線の羽沢横浜国大駅（2019年度開業予定）も見えるでしょう。

　ちなみに両国駅は、普段使われていない、赤じゅうたんの先にある3番線ホームからの発車。なお経路、時刻は予定であり、変更になる可能性があります。

　ツアーの実施日は2019年3月21日（木・祝）。代金は大人2万2000円、子ども1万9000円です（税込）。誠に申し訳ございませんが、未就学児は参加できません。

　当日は、オリジナル掛け紙の特製弁当をご用意（代金に含む）。また乗車記念品として、TBSラジオが聴ける「バッジ型ラジオ」をプレゼントします。

●「TBSラジオ×乗りものニュースPresents 485系・お座敷列車「華」で貨物線体験！首都圏乗り通し日帰りツアー」詳細＆お申し込みはこちら！
https://ski.bigs.jp/booking_proc/big/main/detail?HEAD=K3&CODE1=W5&CODE2=2084&CODE3=A03210

【了】