なぜ軽自動車は3気筒エンジンばかり? 昔は4気筒もあったのに… 各社「3」ばかりな理由「コーヒーで例えてみました」
最近の軽自動車のカタログを見ると、エンジンの項目に必ずある「直列3気筒」の文字。昔は4気筒もあったのに、なぜ各社そろって3気筒ばかりになったのでしょうか。
実はあった「4気筒エンジン」の軽自動車 なぜ消えた?
2025年現在、新車で買えるガソリンエンジンの軽自動車は、メーカーを問わず、すべての車種が直列3気筒エンジンを搭載しています。
しかし、かつては「4気筒」エンジンを積んだ軽自動車も存在しました。
バブル景気の余韻が残る1990年代から2000年代初頭にかけて、スバル「サンバー」「ヴィヴィオ」や三菱の「パジェロミニ」、そしてダイハツの初代「コペン」などには、4気筒エンジンが搭載されていました。
気筒数、つまりエンジンの爆発を起こす“筒”の数が多いほど、振動が少なく、滑らかに回転するというメリットがあります。
当時の4気筒エンジンは、軽自動車とは思えないほどスムーズな吹け上がりで、“軽の高級車”などとも呼ばれ、クルマ好きたちを唸らせていました。
では、なぜそんな贅沢なエンジンは姿を消してしまったのでしょうか。
最後の4気筒軽自動車となった初代「コペン」が2012年に生産を終了して以降(販売終了は三菱「パジェロミニ」の方が遅かった)、なぜすべてのメーカーが3気筒を選んだのでしょうか。
その理由は、コストの問題だけではありません。実は、“3つ”の方が物理的に理にかなっているという、決定的な理由があるのです。





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